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富士通、プライベートSaaS構築に向けたSIの強化や、SaaS商品のラインナップ拡充を発表

2009年4月24日(金)

富士通は2009年4月23日、顧客固有の業務機能を、同社が提供するサービスプラットフォームを活用してSaaS形態で実現する「プライベートSaaS」構築に向けたSI(System Integration)ビジネスの強化について発表した。あわせて、自治体、医療などの業種とCRM(Customer Relationship Management)やセキュリティなどの共通業務において、新規に11種のSaaSアプリケーションを開発し、製造分野やグループウェアなど既存の4商品の機能強化を図り、2009年度上期までに順次提供していくとのこと。

同社によれば、初期の導入コストが抑えられ、ハードウェアやソフトウェアなどの資産を保有することなく、短期間でソフトウェアをサービスとして利用できるSaaSへのニーズが高まっているが、大手の顧客を中心に、汎用のSaaSを適用できないような自社固有の業務をSaaSとして構築する“プライベートSaaS”への関心が高まっているという。

同社は、そうしたニーズに対応するため、プライベートSaaS構築に向けたSIの強化と、SaaS商品のラインナップ拡充を行い、SaaS事業の強化を図る。発表による強化内容は以下のとおり。

1.サービスプラットフォームとSOAベースのアプリケーション部品で効率的にプライベートSaaSシステムを構築
セキュリティや稼働状況を可視化できる、高信頼サービスプラットフォームを活用し、汎用のSaaSアプリケーションでは適用が難しい顧客固有の業務をグループ会社や取引先、代理店、海外拠点など、使用者を限定して利用するプライベートSaaSを効率的に構築。SaaSアプリケーション構築に必要な、マルチテナントやセルフカスタマイズなどの機能を共通のアプリケーション部品として用意し、SOA技術で他のSaaSサービスと組み合わせることにより、短納期でのシステム構築が可能となる。

2. 開発・運用要員の強化
SaaSアプリケーションの開発、構築ノウハウを持つ同社グループのSE要員を結集し、2008年9月に「SaaSアプリケーションプロジェクト室」を設置。また、同社サービスプラットフォームを活用したSaaS型のシステム構築手法のノウハウに基づく「開発ガイドライン」により、約1,000名のSEを育成し、プライベートSaaS構築に向けた体制を整備した。今後もSE要員のさらなる強化に取り組んでいく予定。

3. SaaS商品のラインナップを拡充
同社は現在、1万3,000社を超える顧客にSaaSアプリケーションを提供している。それらの運用ノウハウと各種分野のパッケージ事業で培った業種・業務知識、技術を活かして、新規に11種のSaaS商品を開発。また、既存4商品の機能強化を行い、業種および共通業務のSaaS商品のラインナップを30種まで拡充した。

販売目標として同社は、SaaS関連事業において今後4年間で約3,000億円の売上を目指す。

同社はまた、同社グループのSaaS商品やパートナー商品を掲載した「富士通SaaSポータル」を開設し、プロモーションの強化およびパートナー間での商品流通の強化を図っていく。同社では2008年4月より、サービスプラットフォーム上でのSaaSサービスの構築を支援する「富士通SaaSパートナープログラム」を提供している。現在までにISVをはじめとした約250社のパートナーが参加しているとのこと。大企業から中小企業までより多くのSaaSサービスを利用できるように、グループ会社のSaaSアプリケーションだけでなく、さまざまなパートナーとアライアンスを推進し、サービスの拡充を進めていくとしている。


富士通SaaSポータル
http://jp.fujitsu.com/solutions/saas/

富士通
http://jp.fujitsu.com/
 

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