[事例ニュース]

ヤンマーグループが部品調達システムを刷新、ほか

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2009年6月号)

2009年6月22日(月)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

リッチインターネットアプリケーション(RIA)[金融業]

三菱東京UFJ銀行、事務ナビゲーションシステム構築

全国約700の有人店舗に導入した。事務員が相続などの届出を処理する際、勘定系システムから顧客情報をリアルタイムで取得し、必要な事務手続きを画面上に表示して効率化を図る。統合開発環境としてNECの「SystemDirector Enterprise」とアドビ システムズの「Adobe Flex Builder」を採用し、UFJ日立システムズが構築した。08年12月に導入。 (2009/4/3)

データセンター[その他]

マピオン、高可用性求めてシステム刷新

地図データを中心とした同社サービスの利用者は、約650万人に及び、その数は年々拡大している。利用者の利便性を確保するためには、可用性の高いシステム構築が必要であると判断、システム刷新に踏み切った。システムには、サン・マイクロシステムズの「Sun Blade 6000」やアプリケーションサーバー「Sun GlassFish Enterprise Server」などを採用した。 (2009/4/8)

販売管理[製造業]

資生堂、店頭販売コーナーに販売管理システム導入

2009年4月より順次導入を開始している。これまで紙で管理していた顧客情報を電子化し、店頭でのカウンセリング業務を円滑化した。カウンセリング用の専用端末には、顧客情報保護のためデータ暗号化やアクセス制御機能を組み込んだ。システムは東芝ソリューションの販売管理システムと東芝テックの端末を採用し、資生堂情報ネットワークなどが構築している。 (2009/4/10)

ビジネス・インテリジェンス(BI)[その他]

国分、事業損益可視化システム構築

09年4月より本格稼働している。事業損益情報を迅速に把握するのが狙い。同社ではこれまでも損益管理のシステム化を進めてきたものの、レポート作成の標準化ができていない、人手の作業を完全に排除できていないなどの課題があった。システムには、富士通の経営情報分析ソフト「GLOVIA/MI」を採用。会計システム「GLOVIA/SUMMIT」などと連携させて運用している。 (2009/4/10)

エンタープライズサーチ[その他]

住友商事がサイト検索機能を刷新

ビジネスサーチテクノロジがASP形式で提供する情報検索システム「probo」を採用した。同社コーポレートサイトの検索性向上が目的。多言語検索機能や、複数Webサイトの横断検索機能などを用意し、利用者がサイト内を柔軟に検索できるよう配慮した。加えてサイトのアクセス解析サービスも利用。検索キーワードランキングなどを把握し、継続的なサイト改善に役立てる考えだ。 (2009/4/13)

データウェアハウス[金融業]

十六銀行、顧客情報を一元化

営業部門の顧客管理システムと、コールセンターのCTIシステムのデータベースを統合したのが骨子。運用管理コストの削減を図る。同行では、このシステムを軸とした営業支援システムの構築や、顧客サービスの充実を図る考え。システムには日本テラデータのデータウェアハウス用データベース製品「Teradata Database 12.0」を採用した。09年2月から本格稼働している。 (2009/4/14)

ホスティング[その他]

工学院大学、学内システムにホスティング利用へ

学内業務系基幹システムが対象。日本IBMの「シェアード・ホスティング・サービス」を利用し、09年9月より稼働開始する。大学では入学や卒業時期など、特定の時期に業務が集中する。ピーク時のシステム処理量に合わせたシステムを学内に構築しても無駄が多くなると判断、ホスティングサービスの利用に移行する。日本IBMとは、09年4月から17年3月までの8年契約を締結した。 (2009/4/17)

ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)[製造業]

住友化学、化学品総合管理システム構築

構築したのは、「SuCCESS」と呼ぶシステム。同社が取り扱う全化学品の安全性や法律情報などを一元管理する。米3E Companyが提供する化学品に関する国際法規データベースを利用し、年々強化される化学品規制に即応できる体制を整えた。システムはSAPジャパンのコンプライアンス製品群「SAP EHS Management」を採用し、日立製作所が構築した。 (2009/4/17)

コンタクトセンター/CTI[金融業]

八十二銀行、コンタクトセンターシステム導入

今まで営業店で電話応対しており、営業店の負荷が高まっていたため、システム導入を決めた。コールセンターには頻繁に届く質問や回答を蓄積するFAQ機能を備え、オペレーターが顧客の問い合わせに迅速に応対できるよう工夫した。沖電気工業のIPコンタクトセンターシステム「CTstage 5i」を基盤とする「銀行向け営業店受電集中コンタクトセンターシステム」を導入した。 (2009/4/21)

情報共有[その他]

西武HDと西武鉄道が社内ポータル構築

従業員約2000人が対象。メールやスケジューラ、社内通達のための文書配信システムを共通のWeb画面から利用可能にした。従業員の利便性向上のほか、コミュニケーションの活性化が狙い。システムには情報共有ソフト「Microsoft Office SharePoint Server」、グループウェア「Microsoft Exchange Server」を採用し、伊藤忠テクノソリューションズが構築した。 (2009/4/22)

ビジネス・インテリジェンス(BI)[製造業]

ヤンマーグループ、部品調達システム刷新

構築した補修用部品システム「RPMS」は、世界20以上の拠点で利用している。同社では部品調達を国内での一括調達から各現地法人での個別調達に移行したものの、システムが分散しており、調達データの一元管理が困難だったのが背景。ウイングアーク テクノロジーズの帳票システム「Super Visual Formade」、「Report Director Enterprise」を使い帳票システムも刷新した。 (2009/04/22)

アウトソーシング[製造業]

リコー、会計・連結業績管理の新システム稼働へ

2009年5月から本格稼働した。システムを各海外拠点で一本化し、グローバルでの業務標準化を目指す。運用には、日本オラクルの運用管理アウトソーシングサービス「Oracle On Demand」を利用する。統合業務システム「Oracle E-Business Suite」などをオラクルのデータセンター上のサーバーで稼働し、オラクルに運用管理を委託する仕組みで、運用負荷を軽減する。 (2009/4/23)

関連キーワード

三菱UFJ銀行 / マピオン / 八十二銀行 / 資生堂 / ヤンマー / 西武鉄道 / 国分 / 十六銀行

関連記事

トピックス

[Sponsored]

ヤンマーグループが部品調達システムを刷新、ほか1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

PAGE TOP