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IIJ-Tech、統合メールセキュリティソリューション「iiMail Suite」の提供を開始

2009年6月4日(木)IT Leaders編集部

アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は2009年6月3日、企業のメールシステムの基本機能から情報漏えい対策や内部統制の強化などのセキュリティ対策までをトータルにサポートする統合メールセキュリティソリューション「iiMail Suite(イーメール スイート)」を7月1日より提供開始すると発表した。

「iiMail Suite」は、「メールサーバ機能」、「メールアーカイブ/監査機能」、「誤送信防止機能」、「暗号化機能」の4つの機能を提供する。各機能はそれぞれ独立しており、ユーザーの既存メール環境に必要な機能だけを組み合わせて導入することが可能。複数の機能を導入しても、管理画面は1つに統合できるため、メールシステムにおけるユーザ管理等の運用負荷を大幅に軽減することができる。また、iiMail Suiteは、競合製品を利用する場合と比較して、3割から5割ほど安い価格にてセキュアなメール環境を構築することが可能。

同製品のメールサーバ機能は、2006年にIIJ-Techがオープンソースを基に独自開発して提供しているエンタープライズメールシステム「iiMail(イーメール)」を使用しているが、今回新たに、メールアーカイブ/監査機能、誤送信防止機能、暗号化機能を自社開発し、iiMailと合わせて統合メールセキュリティソリューションとして提供した。各機能の主な特長は以下のとおり。

  • メールサーバ機能(iiMail MailServer)
    メールの基本機能とアカウント管理の機能を提供。アカウント管理はもちろん、メールサーバの状態監視などの必要な作業は、すべて管理画面上で簡単に操作できる。
  • メールアーカイブ/監査機能(iiMail Archive/Audit)
    アーカイブ機能:送受信メールの保管機能。メールを保存するだけでなく、ヘッダ・本文・添付ファイルに含まれるキーワード検索や、メールサイズなどの検索を高速に処理。検索結果から対象メールの個別、一括ダウンロードが可能。
    監査機能:ユーザーが設定する監査ポリシーにより、送信メールを第三者がチェックでき、かつ監査後の証跡を保持。監査ポリシーは、送信元/送信先のドメイン・メールアドレス、本文・ヘッダ・添付ファイルのキーワードで設定可能。 監査対象となったメールは、上長もしくは第三者が、管理画面にて送信内容を確認し承認・否認を実行。
  • 誤送信防止機能(iiMail Caution)
    送信メールの一時保留により、メールの誤送信を防止。保留メールは、ユーザが管理画面にて送信内容を再確認した上で、送信を実行。保留ポリシーは、送信先ドメインやメールアドレス、添付ファイルの有無により設定可能。
  • 暗号化機能(iiMail Encryption)
    ユーザーが設定するポリシーにより、送信メールの本文と添付ファイルを自動的に暗号化。メール受信者は、別途送付されたパスワードを入力しなければ、暗号化されたメールを閲覧できない。復号パスワードは、送信先ドメイン・メールアドレス単位で固定のパスワードを設定可能。ランダム生成し自動で受信者へ別メールにて送信することも可能。暗号化形式は、zipと高度なセキュリティを保つ「Camellia暗号」を採用。

同製品の提供価格は、「iiMail Mail Sever」が375万円、「iiMail Archive/Audit」が118万2000円、「iiMail Caution」が111万3,000円、「iiMail Encryption」が111万3000円(いずれも1~500アカウントのライセンス価格、税別)となっている。

アイアイジェイテクノロジー
http://www.iij-tech.co.jp/

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IIJ / メールセキュリティ / 暗号化

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