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日立、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を強化して販売開始

2009年6月19日(金)IT Leaders編集部

日立製作所(以下、日立)は2009年6月18日、エンタープライズ向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」(以下、USP V)とエントリモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」(以下、USP VM)で提供しているオプション機能で、仮想化によりディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning(日立ダイナミックプロビジョニング)」を強化すると発表した。具体的には、ディスクアレイの容量を追加した場合に、稼働中の業務アプリケーションデータの再配置を自動的に実現するといった機能を追加し、6月19日から全世界で販売を開始する。

 日立製作所は、エンタープライズ向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」(以下、USP V)とエントリモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」(以下、USP VM)で提供しているオプション機能で、仮想化によりディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning(日立ダイナミックプロビジョニング)」を強化する。

写真1:「Hitachi Universal Storage Platform V」と「Hitachi Universal Storage Platform VM」(出典:日立製作所)

 具体的には、ディスクアレイの容量を追加した場合に、稼働中の業務アプリケーションデータの再配置を自動的に実現するといった機能を追加し、6月19日から全世界で販売を開始する。

 Hitachi Dynamic Provisioningとは、ディスクアレイの実装容量に依存せずにサイズの大きな仮想容量を定義できるため、複雑な容量設計を不要にする機能である。今回の強化により、ディスクアレイの容量を段階的に追加する場合に、実記憶領域全体でデータ配置を均一化できるため、サーバなどからの一部のハードディスクドライブへのデータアクセスの偏りを防ぐことにつながる。これにより、安定した性能を確保するだけでなく、金融や製造業界など、さまざまな業界で増加し続ける企業データに柔軟に対応できる。

 さらに、既存の業務アプリケーションデータを削除した際に、サーバ側の設定変更やシステムを停止することなく、その割り当てられている領域を解放できるほか、データ容量が必要な別業務への再活用を行う場合にも、データの再配置を自動的にできるようになる。

 また、日立は、2009年後半を目処に、スプリンクラーの誤作動などの外的障害要因を受けた場合にも業務を止めずに、システムの継続稼働を支援するディスクアレイコントローラのクラスタリング機能「Hitachi High Availability Manager(日立ハイアベイラビリティマネージャー)」をUSP V、ならびにUSP VM向けに提供するとしている。

 同機能は、同一のサーバに接続する2台のディスクアレイ間で、業務アプリケーションなどのデータを複製するとともに、データ入出力パス管理ソフトウェア「Hitachi Dynamic Link Manager(日立ダイナミックリンクマネージャー)」と連携し、自動的にデータへの入出力パスを切り替えることができるため、業務アプリケーションデータへの継続アクセスが可能になる。

 Hitachi Dynamic Provisioning「ボリューム容量仮想化機能」の価格(税込み)は220万5000円~。出荷時期(国内)は2009年6月19日。

 なお、日立は、2009年7月22日~23日に東京国際フォーラムで開催する「日立uVALUEコンベンション2009」において、USP VやUSP VMを出展し、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を紹介する。

日立uVALUEコンベンション2009
http://hitachi-uvcon.com/

日立ストレージソリューション
http://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/index.html

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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日立製作所 / ストレージ仮想化 / 可用性

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