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TIS、長谷工の情報系サーバ120台を仮想化技術で再構築したと発表

2009年6月23日(火)

ITホールディングスグループのTISは2009年6月22日、マンション建設最大手の長谷工コーポレーション(以下、長谷工)の重要データ(設計図面・現場写真)等が保存されている情報系システム120台のサーバ統合プロジェクトを全面的に支援し、第1段階のシステム構築が2009年4月にカットオーバーしたと発表した。

このサーバ統合プロジェクトは、対象サーバ120台を2011年の秋までに3段階に分けて統合するというもの。第1段階の統合ファイルサーバの構築によるプラットフォームは、2009年4月にシステムがカットオーバーし、安定稼働している。今後は既存サーバのリース終了に合わせて、第2段階、第3段階で機器増設を行い、新システムへのデータ移行を随時実施していくとしている。

長谷工では、東阪・複数部門に点在する多くのサーバ環境と、今後増加が予想されるサーバ台数とデータ容量、その運用管理が大きな課題となっていた。この課題に対して、TISは、長谷工へのアセスメント(現状調査・分析)を実施し、最新の仮想化技術とブレードサーバを利用したサーバ統合によるシステムの再構築と一元管理ツールを活用した管理方法を提案した。提案は、同じITホールディングスグループ内企業であるアイ・ユー・ケイと共同で実施し、TISが設計/構築を、アイ・ユー・ケイが運用/保守を主に担当している。

本システム統合プロジェクトは、次のような手法を用いてシステムの再構築を実現する。

1) 4つのサーバ統合方式の採用
サーバ用途、要求性能に応じた統合方式を選定し、高い拡張性と安定運用を実現する4種類の統合方式を採用している。

  • 仮想化集約によるサーバ統合 : 仮想化ソフト+ブレードサーバ+大容量ストレージ
  • 物理集約によるサーバ統合 : ブレードサーバ+大容量ストレージ
  • 機能集約によるファイルサーバ統合 : 大容量ストレージ
  • 機能集約によるバックアップ統合 : 大容量ストレージ

2) ストレージ統合
大容量ストレージで全データを一元管理することで、全データの信頼性を確保する。また、サーバ個別のバックアップから集中的バックアップへと一元化を進めることで管理コストの大幅な削減を可能にする。

3) 効率的な管理方式の採用
仮想化集約、物理集約といった統合方式の違いに関わらず、ハードウェアの監視/管理、サーバの動作状況、リソース状況の監視を一元的に行えるサーバ管理ツールを導入することで、管理作業を一元化し、運用業務を効率化する。

本プロジェクトは、3年後の全面改定時に次のような成果を想定している。

  1. サーバ台数を約1/2に集約。
  2. ディスク容量を約40%削減。
  3. ハードウェア保守コストを約40%削減。
  4. 運用管理業務を一括して実施することによる人的リソースの有効活用。
  5. 各サーバ・システム仕様の標準化による高いセキュリティレベルの確保。
  6. 大規模災害のBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対応を向上。
  7. CO2排出量を約60%削減(グリーンIT)。

TISでは、今後も顧客のニーズに合わせて仮想化技術を活用したサーバ統合や、データセンターサービスを積極的に展開し、TCO削減、環境負荷軽減などのサポートを展開していくとしている。


社長谷工コーポレーション
http://www.haseko.co.jp/hc/index.html

ITホールディングス
http://www.tis.co.jp/index.html

【訂正2009/6/23】 記事掲載当初、「3) 効率的な管理方式の採用」内で、「サーバ台数を約1/3に集約」としていたものを「サーバ台数を約1/2に集約」に訂正いたしました。
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