[新製品・サービス]

日本HP、BIの全体最適化を支援するBIコンサルティングサービスを発表

2009年7月15日(水)

日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は2009年7月14日、企業内の蓄積データを分析、加工して経営の意思決定に活用するBI(Business Intelligence)の、より効果的な活用を促進するためのコンサルティングサービスの提供を開始すると発表した。BI導入の計画立案から、導入後の戦略的活用までをサポートする一貫したサービスの提供により、従来から提供しているデータウェアハウス構築およびBI基盤構築サービスと合わせて、BIの全体最適化を支援する包括的なBIソリューションを提供する。

現在、さまざまな企業においてBIの導入が進んでいるが、各部門のBI基盤間におけるデータの正確性が保証されず、地域や組織間の枠を越えた戦略的な意思決定や、整合性の無いデータに起因する業務の無駄が発生する傾向にある。そのような状況を改善し、情報を社内外の組織の枠を越えて効果的に共有、管理するための新たな枠組みが必要となっている。この需要に対応するため、今回日本HPは本サービスの提供を開始する。

本サービスは、HPが2006年に買収したBI専業コンサルティングファームKnightsbridge社とHPの持つ経験値およびメソドロジーを融合させ、BIコンサルティングサービスのポートフォリオを体系化し、企業におけるBIの全体最適化を支援するものである。提供する新サービスは、「BI戦略と管理サービス」、「エンタープライズデータ管理サービス」、「パフォーマンス管理と分析」の3つの分野になる。

新サービスの各分野の特長は次のとおり。

◆「BI戦略と管理サービス」

中長期的な全社ビジネス戦略をベースに、ビジネス部門の要求と情報システムの整合性をとりながら、HPが開発したBI成熟度モデルを用いたアセスメント、およびそれに基づく改善計画(BIマスタープラン)の策定を行う。このサービスは、効果的なBI導入に必要とされる詳細な実行プランとアクションの優先順位付けを、リスクを削減しながら、ビジネス戦略と情報システムの両面から調整し、ビジネス部門が重視する戦略、目標に合致したBI活用の最適化を遂行する計画を策定する。
顧客のビジネス戦略に則したBI推進プランを概要的、詳細的に記した2つの「マスタープラン」と、重点を置くべき改善項目、組織とニーズの両方の観点からのBIツール評価、BIを推進するために必要な組織への提案等が含まれる。

◆「エンタープライズデータ管理サービス」

複数のシステムに存在するマスターデータを共通的に管理可能にする3つのサービスを提供する。各事業部門や拠点ごとのBI導入に伴う情報のサイロ化を解消し、複数の組織にまたがった全社レベルでのデータ統合を実現し、企業情報基盤としてのBI構築を支援する。本サービスを構成する3つのサービスは次のとおり。

  • 「情報戦略とガバナンス」サービス
    データの品質、可用性、整合性、監査性、機密保持性の維持を行う社内組織と、役割、運用の原理原則を定義することで、複数部門間のデータ管理の重複排除、変化に対応する柔軟性の確保、情報透過性の向上を実現する。これにより、費用削減と同時に業績に直結する意思決定支援を可能にする統合的な運用環境を提案する。このサービスでは、必要とされる組織および機能と現状との比較分析に基づき、効果的な組織と移行モデルの提案、管理と統制を行うための運用モデル等を提供する。
  • 「マスターデータ管理」サービス
    組織や業務システム間で扱う共通のマスターデータの一貫性を保つために、その収集、管理、保管のプロセスを定義し、必要なシステムを構築する。これにより、企業で唯一の信頼性の高い正しいマスターデータを定義でき、企業内外との業務の連携が容易になるほか、データ管理にかかる労力や費用も削減される。このサービスでは、システムの現状分析と効果的なマスター管理の青写真と移行プラン、必要なツールの推奨やマスターデータ管理システムの実装等を提供する。
  • 「情報品質管理」サービス
    情報の高い品質を維持するために必要な組織、プロセス、手順と、データの不具合を継続的に発見、監視、報告、改善するためのシステム的なアーキテクチャを定義する。これにより、あらゆるデータの出所、責任範囲、品質管理手法が定義され、データの信頼性が高まるほか、部分的なデータの書き換えがシステム全体に与える影響を事前に予測できる。このサービスでは、情報品質管理のための組織、機能、プロセスと現状との比較分析、必要なツールの推奨や管理に必要な論理メタデータモデル等を提供する。

◆「パフォーマンス管理と分析」

企業内に蓄積された情報を利用し、さまざまな分析、予測を行い、事業の意思決定に効果的に活用するシステムの構築をサポートする。このサービスは、組織がさまざな視点からパフォーマンスを管理するために必要な指標の策定、管理プロセスの策定、分析のための仕組みを構築する。パフォーマンス管理に必要な指標はビジネスのスタイルにより異なるので、各ビジネススタイルに合った指標の設定支援を行う。

日本HPは、上記3分野のサービスにより、顧客企業のBIの部分最適化に伴う情報のサイロ化を解消し、全社レベルでのデータ統合、企業情報基盤としてのBI構築を支援するとしている。


日本HP
http://www.hp.com/jp/

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