[インタビュー]

「組織に風穴を開け、商社の潜在能力を引き出す存在に」--シグマクシスの垣原COOが語る

2009年7月15日(水)

 2008年5月に産声を上げたシグマクシス。総合商社である三菱商事が、投資ファンドであるRHJインターナショナルと組んで立ち上げたコンサルティング会社だ。なぜ三菱商事がシグマクシスのようなコンサルティング会社を立ち上げる必要があったのか。背景には、連結経営強化に向けた三菱商事グループ会社の経営・事業オペレーション能力の向上、そして従来型組織構造を越えた、新しい価値創造モデル実現への思いがあった。

 ビジネスプロセス革新協議会が2009年5月15日に開催した第34回経営サロンで、同社代表取締役COO(最高執行責任者)の垣原 弘道氏が講演。三菱商事の従来の組織モデルに風穴を開け、その潜在能力を引き出したいという、シグマクシスに託した思いを明らかにした。以下、垣原氏の講演内容を示す。

コンサルとファンドのDNAを持つ
事業会社出身者も多数

 まず、三菱商事の国際戦略研究所が作成した、コンサル、ファンド、商社の違いを図式化したチャートを見ていただきたい。(図1)

画像:図1 コンサルティング会社と投資ファンド、商社の違い
図1 コンサルティング会社と投資ファンド、商社の違い(画像をクリックで拡大)

 当社は、モノを扱う商社である三菱商事と、カネを扱う投資ファンドであるRHJインターナショナルがそれぞれ51%と49%出資して立ち上げた会社。商社とファンドのDNAを持ちつつ、コンサルティングの新しい形を作り上げようとしている。

 当社は、現在はほぼ全員が中途入社だ。外資系を含めたコンサルティング会社出身者が大半を占める。コンサルティング会社を経て、事業会社での業務を経験した者が多いのが特徴だ。「もう一度コンサルティング会社に戻るという選択肢はないが、コンサルティング会社と事業会社の中間に位置する企業があるなら、そこで新しい自分のキャリアを磨いてみたい」という思いを持った人が多く集まってきている。そういった意味で、当社は純粋なコンサルティング・サービスの会社というより、事業会社に近いコンサルティング会社と理解いただきたい。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

関連記事

「組織に風穴を開け、商社の潜在能力を引き出す存在に」--シグマクシスの垣原COOが語る 2008年5月に産声を上げたシグマクシス。総合商社である三菱商事が、投資ファンドであるRHJインターナショナルと組んで立ち上げたコンサルティング会社だ。なぜ三菱商事がシグマクシスのようなコンサルティング会社を立ち上げる必要があったのか。背景には、連結経営強化に向けた三菱商事グループ会社の経営・事業オペレーション能力の向上、そして従来型組織構造を越えた、新しい価値創造モデル実現への思いがあった。

PAGE TOP