[BPM ビジネスプロセス革新実践ガイド]

BPM:筋肉質で俊敏な企業になるために(第2章前編)

2009年7月24日(金)

第1章で、BPMはどういったものなのか、どのように企業経営に寄与するのか、その概略はおわかりいただけたことと思います。第2章ではさらにBPMを詳細に見ることで、筋肉質で俊敏な企業になるためのBPMの重要性を理解していただきたいと思います。まず、何を持ってビジネスプロセスと呼ぶのかを理解していただきます。次にBPMとは何か、企業に何をもたらすものかを業務改善とリスク・マネジメントの視点から考えます。そして継続的なBPMを可能にするための「評価とモニタリング」の重要性についても考えていきます。

1.ビジネスプロセスとは

まずはビジネスプロセスですが、「業務を遂行するための一連の作業」のことです。では一連の作業とは何か?皆さんがお客様から注文をいただいた場面を想定してください。どのような作業を行っていますか?

  • A.お客様から注文書をいただく。+お客様に注文確認書を送る
  • B.社内で商品の手配と発送の手続きを取る。
  • C.お客様に納品書をお送りする。
  • D.お客様に商品が届き検収していただく。
  • E.社内で売り上げ計上の手続きを取る。
  • F.お客様に請求書をお送りする。
  • G.お客様からの入金を確認する。
ビジネスプロセス:その1
図1 ビジネスプロセス:その1

皆さん自身が行うか他の部署の人が行うかは別として、一般的にはA〜Gのような順序の作業を行っていると思います。このひとまとまりの作業は、企業によっては多少の違いはあるかもしれませんが、1つの企業内では同じやり方をしているはずです。これは「業務を遂行するための一連の作業」として捉えることができます。つまりビジネスプロセスと言うことができるものです。

では注文をいただく前の営業活動について考えてみましょう。どのような作業をするでしょうか?

  • イ.お客様の経営状況、事業内容などをインターネットなどで調べる。
  • ロ.お客様のどの部署、どの人へアプローチするか考える。
  • ハ.社内でのお客様へのアプローチ実績を調べる。
  • ニ.アプローチ先のお客様を紹介してもらえる知り合いがいないか調べる。
  • ホ.お客様とアポイントを取る。
  • へ.お客様と面会しお客様のニーズを探り出す。
  • ト.お客様へのニーズに合う商品の提案を作り提出する。
ビジネスプロセス:その2
図2 ビジネスプロセス:その2

以上のような作業がなされているのではないでしょうか。ではこれらイ〜トの営業活動の作業はビジネスプロセスなのでしょうか?

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