[市場動向]

個人と企業に定着したフィード—Part5

2009年8月21日(金)

情報活用基盤を低コストで構築可能に Webサイトの最新情報をインターネット利用者に配信する目的で普及した「フィード」の用途が広がっている。特に企業にとっては、情報活用基盤を安価に整備する技術として魅力的な存在になりつつある。フィードの現状と企業情報システムへのインパクトをまとめた。

インターネットの世界では数年前から、「フィード」がさまざまなWebサイトで使われ始めている。フィードとはニュースサイトやブログなどのWebコンテンツの全文もしくは一部を、配信用に加工した文書データのことである。本誌の読者であれば、RSS1.0やRSS2.0、Atomなどの言葉を見聞きしたことがあるだろう。これらはフィードをXMLで記述するためのフォーマットだ。それぞれ、多くのインターネット利用者にコンテンツを配信できる共通仕様として考えられた。

RSSとAtomはいずれも、タイトルや更新年月日などXMLで記述したフィードの内容をソフトで処理するのに必要な項目を定めている。ただ、2つは名称が異なることからも明らかなように、記述方法などの仕様が少しずつ異なる。そのためRSS用に作られたソフトでは、Atomに準拠したフィードを正しく処理できないといった問題があった。

そこで数年前まではそれぞれの仕様の差を埋めるか統合しようという議論が盛んだった。しかし最近は仕様の違いを問題視する声は聞かれない。フィードを受信して読むための「フィードリーダー」の技術進歩が著しく、RSS1.0とRSS2.0、Atomのいずれのフォーマットで記述されたフィードでも違いを吸収して受信できるようになったからである。今では主要なブラウザやメールソフトがフィードリーダーの機能を標準で備えている。

集客力の向上を目指すニュースサイトで普及

フィードの用途は大きく2つに分けられる。1つは更新・追加した新しいコンテンツのプロモーション。2つめはコンテンツのシンジケーション(共同受配信・統合)だ。

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