[新製品・サービス]

ネットアップ、ストレージ環境の「見える化」でデータ管理を支援する管理ツール

2009年7月31日(金)IT Leaders編集部

ネットアップは2009年7月30日、ストレージ環境の可視化によるデータ管理の効率的な運用を支援する管理ツールの新製品「SANscreen 5.1」の提供を開始することを発表した。

SANscreen 5.1は、ストレージ環境を構成するサーバー、ストレージおよびスイッチやルーターなどの状態をリアルタイムに可視化することで、効率的で安全なデータの運用管理を可能にするストレージ管理ソリューション。一般的な可視化ツールのように既存のサーバーにエージェントを導入して運用するのではなく、サーバーごとにソフトウェアをインストールする必要がないエージェントレス方式を採用。専用サーバーを設置し既存の環境には一切変更を加えずに済むため、システム全体の性能に影響を与えることなく利用を開始できるとのこと。

ストレージの容量や利用率をはじめ、アプリケーション単位でのシステム構成、動的に変化する仮想化環境の構成も、グラフや一覧表示などで一元的に把握可能で、レポートも自動作成できるのが特徴。また、アプリケーションやビジネスユニット単位でのストレージ利用に関するポリシー違反やバックアップ環境の脆弱性の警告、アクセス頻度やCPUの利用率の表示など、ストレージ運用管理者に必要なリアルタイムな状態把握が可能となっており、他社製ストレージや、各社サーバー製品など異機種混在環境をサポートし、企業システム全体に渡る一元的な監視を行える。

SANscreen 5.1は、可視化に必要なデータ収集やエラー検出を行う基本モジュール「SANscreen Service Insight」に、機能別に分かれた4つのモジュール製品を組み合わせて使用する。ストレージ環境のシステム構成や、ユーザーが必要とする監視対象に合わせて必要な機能を必要な分だけ組み合わせて使用することで、監視コストの最適化を図ることができるとしている。各モジュールの機能は以下のとおり。

  • 「SANscreen Capacity Manager」:異機種混在環境における複数のストレージの利用率や使用状況を可視化するモジュール。ストレージへのアクセス頻度の分析レポートや、ビジネスユニット単位でのストレージ利用状況のレポートを作成でき、また、ストレージの増加傾向を分析して調達が必要となるストレージ容量とその時期を予測することも可能。
  • 「SANscreen Service Assurance」:企業の定めたデータ管理運用ポリシーやSLAに沿って、システムが構成され使用されているかを監視するモジュール。ストレージやスイッチなどのシステム仕様変更によりポリシー違反が発生した場合や、バックアップ環境の脆弱性が検知された場合には警告が表示される。
  • 「SANscreen Application Insight」:Service Insightで収集された構成情報をもとに、アプリケーションごとのシステム構成状況を可視化するモジュール。負荷の高いポイントが検知された場合には、最適な移行先を割り当てるための判断材料が視覚的に提供され、システム全体の効率化を図ることができる。
  • 「SANscreen VM Insight」:VMware社の仮想化管理ツール「VMware vCenter」にプラグインするモジュールで、VMwareが導入された仮想化環境において、バーチャルマシン単位でのストレージのシステム構成や使用状況を可視化する。

各モジュールの参考価格(税別)は、以下のとおり。正規販売代理店を通じて販売される。

  • SANscreen Service Insight:275万2,000円
  • SANscreen Capacity Manager:205万2,000円
  • SANscreen Application Insight:263万円
  • SANscreen Service Assurance:287万3,000円
  • SANscreen VM Insight:205万2,000円

ネットアップ
http://www.netapp.com/jp/

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