[BPM ビジネスプロセス革新実践ガイド]

BPMシステム化(第5章後編)

2009年9月25日(金)

第2ステップ(特定ビジネスプロセスプロジェクト)の段階のプロジェクトでは、BPMシステム導入の最初の段階である第1ステップ(パイロットプロジェクト)で構築したBPMシステムを、ビジネスプロセス全体に拡大します。基本的な設計・開発・運用といった工程は第1ステップと同じですが、この段階ではBPMシステムツールを導入し、次の第3ステップ(全社展開プロジェクト)に備えます。 ここでは、第2ステップの第1ステップとの違いを重点的に説明します。

4. 第2ステップ(特定ビジネスプロセスプロジェクト)

1) プロジェクトの規模

通常このプロジェクトは、表1のような規模で実施します。

表1 第2ステップ(特定ビジネスプロセスプロジェクト)で計画する項目
体制 5~10名(社外メンバー1~2名)
業務部門3名(プロジェクトマネージャ1名を含む)
情報システム部門3名(基盤系1名・開発2名で、IT側のリーダー含む)
社外コンサルタント3名(計画時に)
システムインテグレータの上級SE・プログラマ(検証・設計・開発の工程担当)
※工程ごとにチームメンバーは換えずに一貫した責任を持った体制で協力してもらうことが望ましい
期間 12~14カ月
費用 2000~3000万円
業務範囲 1つのビジネスプロセス全体
システムの特徴 基幹系と連携を図り、BPMソリューションを導入し、改善履歴を記録
想定するソフトウェア及びハードウェア 全社展開を念頭に置いたBPMシステムツールを活用
ハードウェアとして、開発環境と品質保証環境とを兼ねた本番用サーバーが必要

2) 計画

第2ステップでは、本格的なBPMシステム導入の前提プロジェクトとしての1つのビジネスプロセスを実施します。そこでまず、対象とするビジネスプロセスを決めます。[node:1179, title="前回"]の第1ステップと同様に、BPMシステムを導入することによる効果を定量化でき、改善によるメリットが会社全体にPRできるようなビジネスプロセス、言い換えれば在庫管理など問題の多いビジネスプロセスを対象としてください。

実際の設計や開発に入る前に、第1ステップのときと同様、計画を検討します。第1ステップの計画段階で策定した、大括りのマイルストーンをより詳細にして、第2ステップでのプロジェクトを確実に遂行するための計画に落とし込みます。プロジェクト計画を策定する際、新たに導入するBPMシステムツールの具体的な検討・検証作業を加えます。

上記の計画を策定し承認されれば、いよいよここから本来の第2ステップでのプロジェクトとしての設計・開発・運用に入ります。ここから先は、BPMシステム構築においても一般的なシステム構築の工程(要件定義・基本設計・詳細設計・製造・試験・運用開始)と基本的には変わりません。

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