[ザ・プロジェクト]

航空機の“ピット作業”をRFIDで効率化、試行錯誤の末に読み取り性能向上、運用定着【全日本空輸】

2009年9月18日(金)

旅客機の整備業務は、F1レースのピット作業を髣髴とさせる。着陸から次の目的に向けた離陸まで、短ければ30分ほど。基本的な整備はもちろん、必要なら修理もする。そんな整備業務に、全日本空輸はRFID(ICタグ)を使っているという。一体、何のために利用し、どんな効果を得ているのか。整備担当者に話を聞いた。 聞き手は本誌編集長・田口 潤 Photo:陶山 勉

板垣 照二郎 氏
板垣 照二郎 氏
全日本空輸 整備本部 ラインメンテナンスセンター 羽田整備部 システム整備第二課 主席整備士
1981年4月、全日本空輸に入社。以来28年間、運航間で航空機材に発生する不具合の修復や管理など、一貫して整備畑を歩んできた。

安藤 潤二 氏
安藤 潤二 氏
全日本空輸 整備本部 機体計画部 施設設備チーム 主席部員
1989年4月、全日本空輸に入社。運航便の整備業務や事業所総務を経て現職。整備施設および設備の中長期計画や購買業務などを担当している。

清水 昌哉 氏
清水 昌哉 氏
NECエンジニアリング 第一システムソリューション事業部 ニュービジネスソリューション部長
1984年4月に入社。2007年4月に現職に着任し、RFIDを含むユビキタス技術を用いた位置管理システムや入出庫管理システムの開発プロジェクトを手掛けてきた。

─ 旅客機の整備業務において、RFIDを利用した「LEVETシステム」というシステムを稼働させたと聞きました。一体どんなシステムですか。

板垣: 簡単に言えば、整備業務に使う工具や用具を管理するものです。誰でも忘れ物をすると思いますが、その忘れ物が、どれだけ私たちを悩ましてきたことか。

─ はぁ、忘れ物…ですか?

板垣: 機体の整備に向かう際、整備士は作業用の工具や点検用のフラッシュライト、無線機、それから業務用の携帯電話、パイロットなどとの通信装置、規定集などを身に付けて出て、整備を終えると、すべて持ち帰ってきます。そのとき何か1つでも置き忘れてくると、もう大騒ぎです。

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