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ディーバ、IFRSコンバージェンス版となる「DivaSystem 9.3」を発表

2009年8月28日(金)IT Leaders編集部

ディーバは2009年8月27日、同社が開発・販売する連結会計システムDivaSystem(ディーバシステム)の最新版「DivaSystem 9.3」を発表した。提供は11月末より開始される。現在、わが国ではIFRS(国際財務報告基準)と日本基準とを同等の基準とするための「コンバージェンス(収れん)」に基づく制度改正が断続的に実施されており、「DivaSystem 9.3」はこの制度改正に対応した製品となる。

2010年4月以降から始まるコンバージェンスに基づく制度改正においてインパクトが強いものに、「マネージメント・アプローチ」の採用がある。「マネージメント・アプローチ」はすでに米国会計基準やIFRSで採用されている手法で、企業の最高意思決定機関の視点からセグメント情報を開示していく考え方であり、財務会計と管理会計の融合を求め、現状の経営管理の手法にさえ影響を与える会計基準となっている。

「DivaSystem 9.3」では、「マネジメント・アプローチ」の採用に伴う経営管理機能として、次の機能を強化している。

  • 事業・地域マトリックスでの分析機能強化
  • 制度連結と管理連結/月次期別管理と四半期期別管理などの比較分析業務強化
    (報告金額の差異、為替の影響額、連結処理の差異などの数値責任の原因分析が可能)

「DivaSystem 9」シリーズは、グループ経営プラットフォームとして管理連結機能を大幅に強化している。異なる連結範囲・事業セグメント体系・勘定科目体系・連結処理基準で処理することで、予算・実績・見込み・制度連結などの各種連結を容易に比較分析することができる。業績分析機能としても、会社や事業セグメントといった切り口だけではなく、任意の分析軸(ディメンション)を追加し、「仕向地別の売上高」や「製品別の営業利益」等の制度連結で必要となるメッシュよりも細かい単位の情報について連結ベースで把握・分析を行うことが可能である。また持株会社制やカンパニー制の導入などにより分権化された責任単位ごとに処理し、情報共有する機能も強化している。その他、グローバルバージョンとして、中核モジュールを英語化したほか、入力ツールの中国語対応も実現している。

同社は「DivaSystem 9.3」リリース後、2010年内には日本基準とIFRS、両基準の連結財務諸表作成の並行作成を支援する「トライアル版」を、2011年内にはIFRSベースでの連結自動処理を可能とした「アドプション版」をリリースする計画であるとしている。
過年度遡及にもシステムで簡単に対応可能とするため、過去の決算数値を保持したまま差分の仕訳のみを追加してこれをシステムに格納できる機能の追加、IFRSの制度改正への対応、先行してIFRSを適用している企業からのフィードバックへの対応等、さらなる機能強化版を順次リリースし、日本で強制適用(または段階的な適用)が予測される2015年には、実際の利用実績を踏まえてさらに進化したソリューションを提供する。

「コンバージェンス版」となる「DivaSystem 9.3」をはじめ、「トライアル版」「アドプション版」ともに、通常バージョンアップでの対応となり、すでにDivaSystemを使用している場合は、通常保守費用内で提供する。


DivaSystem
http://www.diva.co.jp/product/product_index.html

IFRSに関する情報
http://www.diva.co.jp/ifrs/index.html

ディーバ
http://www.diva.co.jp

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