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レッドハット、企業向けLinux管理「Red Hat Network Satellite」の最新版を提供開始

2009年9月10日(木)IT Leaders編集部

レッドハットは、企業向けLinux管理ソリューションの最新版「Red Hat Network Satellite 5.3」を2009年9月9日より提供開始すると発表した。

「Red Hat Network Satellite」は、企業向けRed Hat Enterprise Linuxシステムに対し、ソフトウェアのアップデート作業や構成管理、導入作業、監視などを効率化して実行できるシステム管理ソリューションで、大規模なサーバーシステムを運用する金融やミッションクリティカルな分野向けの製品。

最新版の「Red Hat Network Satellite 5.3」は、2008年6月に発表されたオープンソースのシステム管理ソリューションのプロジェクト「Spacewalk」の成果を取り込んでおり、物理サーバーと仮想サーバーの両方を、スムーズに管理することができる。

Red Hat Network Satellite 5.3の主な新機能は以下のとおり。

・オープンソースのシステム導入ソリューション「Cobbler」の統合
Cobblerは、ネットワークインストール環境を迅速にセットアップするためのLinuxのインストレーションサーバー。インストールを自動化でき、複数サーバーへの同時インストールも可能なため、Linuxシステムをすばやく手軽に導入することができる。Red Hat Network Satellite 5.3はオープンソースのプロジェクト「Spacewalk」をベースにしており、Cobblerのようなオープンソースの新しい技術を柔軟に取り入れることが可能。

・大規模な環境を柔軟に管理
複数組織の管理機能を大幅に強化。管理者は複数の組織を横断的に閲覧・管理することができ、管理対象の組織どうしを連携することも可能。この連携機能によりマスターサーバーから配布するソフトウェアアップデートのチャンネルを自動複製することで、手作業によるミスを減らし、セキュリティポリシーの遵守も可能になる。

・仮想化環境の管理と自動化の機能の拡張
Web画面のインタフェースで行う操作がAPIとして提供され、他の管理ソフトウェアやスクリプトから実行が可能。また、仮想化環境の管理機能により、同一プロファイルのRed Hat Enterprise Linuxの仮想システムの導入作業を物理システムと同様に集中管理して、サーバー管理者の作業を軽減できる。

Red Hat Network Satellite 5.3は、Red Hat Enterprise Linux同様に、ライセンスは無償で、テクニカルサポート・製品アップグレード・修正プログラムを含む、1年間のサブスクリプションとして提供される。

価格は、管理対象ノードが無制限の「Red Hat Network Satellite」は管理サーバー1台あたり年間130万円(税別)から、管理対象ノードが50台までのエントリー版「Red Hat Network Satellite Starter Pack」は管理サーバー1台あたり年間65万円(税別)から。なお、サブスクリプションの有効期間内の Red Hat Network Satelliteを利用中の顧客は、追加料金を払うことなく「Red Hat Network Satellite 5.3」にアップグレードできる。


Red Hat Network Satellite 5.3の詳細
http://www.jp.redhat.com/rhn/RHN5.3/

レッドハット
http://www.jp.redhat.com/

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