[新製品・サービス]

日本SGI、次世代データセンター市場に向けた新サーバ製品群を発表

2009年9月18日(金)

日本SGIは2009年09月16日、クラウドコンピューティングの普及により、急速な成長が見込まれる次世代データセンター市場に向けて、高密度で最大30%の消費電力削減を実現した省電力型サーバ製品「SGI CloudRackファミリー(クラウドラック)」と「SGI Foundation Rack(ファウンデーションラック)」およびコンテナ型モジュラーデータセンター「SGI ICE Cube(アイスキューブ)」の販売を同日より開始すると発表した。

新サーバ製品群は、データセンターにおける省電力化に対応し、電源使用効率(PUE、Power Usage Effectiveness)1.2~1.4という業界で最高レベルの省電力を実現するとともに、運用コストの大幅な削減が可能なデータセンターサーバである。
(PUE = データセンター全体の消費電力÷IT機器による消費電力。1.0に近い程エネルギー利用効率が良いとされる)

同社は、これまでHPC(High Performance Computing)市場で培ってきた大規模システム構築の実績と技術力、サポート力を活かし、新サーバ製品群をグリーンITと運用コスト削減に関心の高まるiDC事業者およびクラウドサービス事業者、プライベートクラウド等、日本のデータセンター市場への導入を推進する。また、今回の提供開始を機に、「データセンターサーバ事業」を、現在の3つの主要事業領域「HPC」、「ビジュアライゼーション」、「メディア&アーカイブ」に加わる第4の柱として展開していく計画である。

今回、日本SGIが販売を開始するデータセンターサーバは、次のとおり。

■ 「SGI CloudRackファミリー」
CloudRackファミリーは、ワークグループクラスタ向け「CloudRack X2」と上位機種「CloudRack C2」の2機種である。本製品は、SGI独自の配電テクノロジーPower XEを用いた省電力・高密度の次世代サーバで、電力変換時に発生する電源損失を削減し、99%の配電効率を実現している。また、ファンの回転速度を自動的に調整する機能により、最高40℃の室温でデータセンターの運用ができ、これによりPUEが飛躍的に改善され、サーバ導入に伴って増大するコストを抑えることができる。CloudRackの高密度設計は、キャビネット当たり、C2で最大912コア、X2で最大216コアを搭載でき、ニーズに合わせて柔軟な構成を組むことができるので、スペース利用効率を改善できる。さらにCloudRack X2は、標準19インチラックにも収納可能なので、従来型のデータセンターにも導入できる。

■ 「SGI Foundation Rack」
従来製品と比較して奥行きが半分のサイズのサーバ(Half-Depth Server)を背中合わせ(Back-to-Back方式)にラックへマウントすることで、倍のスペース利用効率を実現している。ネットワークの配線などをすべて前面パネルに配置することにより、保守作業の効率を改善、多様なニーズに対応する拡張性を有している。

■ 「SGI ICE Cube」
サーバやストレージを最大1540Uまで収納できるコンテナ型モジュラーデータセンター。2.44×12.20メートルの標準輸送コンテナに、最大2万2400コアあるいは最大容量11ペタバイトのストレージを搭載でき、実績ある省電源供給技術や水冷による冷却技術を用いることで、従来型データセンターよりも80%の空調設備コストを削減することが可能。また、コンテナを用いることで、設計から導入までの期間を短縮できるため、急変する市場変化とビジネスニーズにも迅速に対応することが可能である。クラウドコンピューティングへのシフトにより、劇的に変化するデータセンター環境に対応する次世代型データセンターを実現する。

なお、今回の製品はすべてBTO(Build To Order)方式による柔軟なシステム構成が可能。出荷時期は、受注後、最短で2週間程度。

価格は構成によって異なるが、Webサーバ向けエントリーモデル(Intel Xeon L5410 2CPU/ 2GBメモリ/ 250GB)の場合で、22万円(税抜き)。

今後日本SGIは、従来の直販に加えビジネスアライアンスも視野に入れ、初年度売上8億円を目標に販売していくとしている。


日本SGI
http://www.sgi.co.jp/index.html

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