[要求仕様の美学]

システム仕様を数式に変換――Z言語で要求仕様を厳密に記述する

2009年10月2日(金)

Z言語をはじめとする要求仕様記述言語は、厳密さゆえに実用に適さないと言われる。何はともあれ、Z言語とはどんなものか。どのように厳密なのか。システム担当者なら、そのエッセンスを理解しておいたほうがよいだろう。

Z言語は1970年代に生まれた代表的な要求仕様記述言語であるが、誕生から40年近くたった今もその知名度はなぜか低い。論理学や数学で用いる特殊な記号を多用することから、敷居が高いと感じるITエンジニアも少なくないようだ。

しかし、誤解のない要求仕様書作成を目指すには、Z言語は避けて通れない技術といっても過言ではない。そこで今回は、Z言語の概要と使用例、さらに有効性について述べる。

図1 Z言語における3つのスキーマ 図1 Z言語における3つのスキーマ

Z言語においては、「スキーマ」と呼ぶ表記法に基づいてシステムの仕様を表す。その際に用いられるスキーマの種類は、主に3つある。「状態スキーマ」 「初期化スキーマ」「操作スキーマ」で ある。

状態スキーマには、システムが常に満たしていなければならない条件を記述する。初期化スキーマには、システムの初期状態で満たしておかなければならない条件を記述する。

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