[市場動向]

情報システムの近未来が見える――メガベンダーの買収戦略

2009年10月8日(木)

「豊富な資金力を生かして、“買い物”を楽しんでいるだけ」、「株主からの厳しい要求があるので、売上高を伸ばすのが目的では?」、「競合他社に買われるより、自社が買うべきという動機のようだ」、「買収先の技術や人材ではなく、顧客ベースを求めているだけ」…。 今も活発に展開される、米ITベンダー大手によるM&A。背景には様々な理由があるだろう。 だが本誌はそこに単なる資本政策や売上拡大とは違う、何かがあると見る。その何かとはズバリ、「情報システム、ITの未来像」だ。

近い将来の情報システム像を考えたとき、自社に足りない技術は何か、顧客はどんな技術を求めるようになるのか?この疑問に答えられないITベンダーに明日はない。未来を予測し(時には作り出し)、求められる技術や製品、サービスを提供することだけが自社の成長を担保する。そう考えているように見えるのだ。

そこで本特集では、米国の大手ITベンダー8社と最近、活発なM&Aを展開するNTTデータについて、全体像を俯瞰できる図解を試みた。冒頭に示した売上拡大に向けたM&Aももちろんあるが、技術・製品面でジグソーパズルの欠けたピースを埋める意図を持った、戦略的な買収が少なくないことに気づくはずだ。

[田口 潤、川上 潤司、栗原 雅、鳥越 武史]

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