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SEのためのERP入門ほか-森永製菓 柳 富雄氏が選ぶ1冊

2009年10月28日(水)

ここ数年、当社はSAPの導入を進めています。会計と生産モジュールはすでに稼働済み。現在は、販売モジュールの開発に取り組んでいる真っ最中です。販売管理システムは、自社内での利用に限られる会計や生産システムとは、開発の中身がかなり違います。もともとのパッケージに手を入れなければならない部分が多いんですよ。外部の取引先とのデータ交換が絡むし、業界独特の商習慣にも対応する必要もありますから。

ザ・ファシリテーターザ・ファシリテーター
森 時彦 著
ISBN:978-4883732715
ダイヤモンド社
1680円

そこで今回、「SEのためのERP入門」を読みました。これは、現役のシステムコンサルタントがSAP導入の方法論や注意点をまとめた本です。プロジェクトの全体像を把握して、この先どんな作業が発生しそうか先回りして考えるのに役立っています。

25人の部下を率いる身として、どうやってチームをファシリテートするかは大きな課題です。ファシリテーションというと、単なる会議の効率化と思いがちですよね。でも、「ザ・ファシリテーター」を読むとその本質は実はもっと深いところにあることが分かります。ファシリテーションとは、メンバー同士のコミュニケーションを活発にし、気持ちを1つにしてチームを成立させるための手法なんですよ。この本は小説仕立てになっていて読みやすく、おすすめです。会議で議論が膠着したときに目先を変える、ふと出たアイデアをふくらませる、といった手法を具体例を通じて学べるし、参考文献の紹介が随所にあるのも助かります。

日本から文化力」は、同じ日本でも年齢や地域、職業などによっていろいろな文化や価値観があることを再認識させてくれます。この本を手に取ったのは、チーム作りと並んで部下の価値観を広げてやることも、上司である私の仕事だと常々考えているからなんです。異なる文化や価値観を柔軟に受容できれば、人間の幅も仕事の幅も大きく広がりますからね。

本を読むのはたいがい、通勤電車の中か自宅近くにある喫茶店です。特に、内容的に“重たい”本を読むときはじっくり腰を落ち着けられる喫茶店がいい。印象的な言葉に線を引いたり、コメントを書き込んだりしやすいですし。

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