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日本IBM、中堅企業の意思決定を支援する「IBM Cognos Express V9.0」を発表

2009年10月15日(木)IT Leaders編集部

日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)は2009年10月14日、中堅企業向けに、企業内のさまざまな情報に関する分析、レポーティングと計画立案を包括的に提供する新しいソフトウェア製品群「IBM Cognos Express V9.0」の提供を開始すると発表した。本製品群は、顧客の情報活用とそれに伴う意思決定を支援する製品である。

IBMが2009年4~5月に実施した中堅企業を対象にした調査「Inside the Midmarket: A 2009 Perspective(中堅企業の展望:2009年版)」によれば、回答企業の75%が、膨大な量の情報から価値ある洞察を見出すことができる「情報管理」を最も重要なテクノロジー・ソリューションに挙げている。また、最重要のビジネス課題として「効率性の向上/コスト削減」、IT導入における障壁として「コスト/予算の不足」がそれぞれ第一位に挙がっている。これら中堅企業のニーズに応えるため、IBMは20年以上蓄積されたBI(ビジネス・インテリジェンス)のノウハウを元に本製品群を開発している。

「IBM Cognos Express V.9.0」は、レポーティングや分析などのBI機能と、計画立案や予算編成、予測作成などのプランニング機能が統合して提供されるため、“現状はどうなっているか”を把握し、“それがなぜ起こったか”を分析し、それによって導かれる新たな洞察や知見を、“次に何をすべきか”という行動計画に展開していくことができる。同社は、IBM Cognos製品を活用によって、分析レポート作成の業務効率が8割以上向上した例もあるとしている。

「IBM Cognos Express V.9.0」を利用することで中堅企業の経営者およびエンド・ユーザーは、重要な意思決定に必要なレポートや予算編成などの計画作成を簡単に行うことができる。また、数回の簡単なマウス・クリックだけで導入でき、さらにセキュリティ機能も提供されるので、信頼性の高い環境で利用できる。

「IBM Cognos Express V9.0」は、次の3つの機能モジュールから構成されている。

「IBM Cognos Express Reporter」
さまざまな種類のレポート作成や非定型データの検索を行う。
「IBM Cognos Express Advisor」
情報を分析しかつ得られた洞察を可視化する。
「IBM Cognos Express Xcelerator」
多くの中堅企業が自社データの分析に使用しているExcelのインターフェースで、計画・予算策定・予測を行う。

本製品は、企業の情報ニーズに応じて、予算に見合った規模で始め、段階的に拡張することができる。販売は、日本IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で行われ、選択するモジュールや利用ユーザー数に応じた個別見積になる。
価格(例)は、「IBM Cognos Express Reporter」機能モジュール、利用ユーザーが20名、管理者1名の場合で、330万円。

なお、11月19日にロイヤルパークホテルで開催されるイベント「IBM Cognos Performance 2009」において、本製品の詳細な説明が行われる。


「IBM Cognos Performance 2009」
http://www.ibm.com/software/jp/data/cognos/events/icp09/

日本IBM
http://www.ibm.com/

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