[新製品・サービス]

SOAベースの新業務アプリケーション群、米オラクルのエリソンCEOが詳細を公表

2009年10月15日(木)

 米オラクルは2009年10月14日(米国時間)、業務アプリケーション群の新製品「Fusion Applications Version 1」の詳細を公表した。同社がサンフランシスコで開催している年次イベント「Oracle OpenWorld 2009」において、ラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)が基調講演で明らかにしたもの。E-Business Suiteなど同社の既存アプリケーションとは別ラインの新製品であり、SaaSでの提供も視野に入れて最終仕上げを急いでいる。2010年にも市場投入する予定だ。

 同社のミドルウェア「Fusion Middleware 11g」を基盤とし、Javaを採用してゼロから開発した。「E-Business SuiteやSiebelなどと異なり、FusionApplicationsは標準技術ベースのミドルウェアを採用した当社で初めてのアプリケーションになる」(エリソン氏)。SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づき機能別のアプリケーション部品(モジュール)の集合体として構成、ユーザー企業は必要なモジュールを組み合わせてシステムを構築できるようにする。「ビジネスプロセス記述言語のBPELなどを利用して、EBSやSAP製品などとも容易に連携できる。顧客が適材適所で必要なアプリケーションを選択できるよう配慮した」(エリソン氏)。

 サービス指向を前面に打ち出すFusion Applications は「SaaSレディ」(エリソン氏)であるとも言明。SaaSについては、「SLA(サービス品質保証)を要求する顧客は多く、稼働状況のモニターツールが必要」(エリソン氏)との考えから、統合運用管理ツール「Enterprise Manager」も強化を図った。具体的にはFusion Applicationsの稼働状況を管理する機能を追加。DBやミドルウェア、OS、仮想化ソフトなども含めインフラ各層の障害を検知し、稼働率の把握と迅速な障害復旧を支援する仕組みを用意する。

 Version 1では、財務管理、人材管理、営業・マーケティング、サプライチェーン管理、プロジェクトポートフォリオ管理、購買管理、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(法令順守)の7分野の業務アプリケーション機能を用意する。製品のコードはほぼ完成しており、現在顧客・パートナーによるベータプログラムやテストを実施中だ。

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