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[新製品・サービス]

ISID、地域金融機関向けソリューション「BANK・R」を提供開始

2009年10月17日(土)IT Leaders編集部

電通国際情報サービス(以下、ISID)は2009年10月16日、地域金融機関の顧客マネジメント業務を効率化し、迅速な経営判断を可能にする地域金融機関向けソリューション「BANK・R(バンクアール)」の販売開始を発表した。「BANK・R」は、顧客中心の営業支援・審査支援・経営支援システムをワンストップで提供するソリューションである。

 ISIDは、2009年10月1日付で子会社であるブレイニーワークスを吸収合併。ブレイニーワークスが開発した「e-MARKETBRAIN(イーマーケットブレイン)」をはじめとするリテール向けCRM・融資製品は、約50社の地域金融機関に導入されている。またISIDは、法人向け融資支援・信用リスク管理製品であるRiskTaker(リスクテーカー)を提供している。そしてISIDは今回、これらの製品群、ならびに両社において培われたナレッジやリソースを「BANK・R」として融合・体系化した。

 「BANK・R」は、業務縦割りの顧客情報を統合し、本部・営業店における3つの業務エリア(「営業支援」「審査支援」「経営支援」)とインターネット・モバイル・電話などのダイレクトチャネルによる顧客取引を共通プラットフォーム上でシームレスに融合した統合顧客マネジメントソリューションである。戦略立案、顧客開拓から融資審査、さらに債権管理までの一連の業務を有機的に結合することにより、さまざまな角度からの収益とリスクの可視化を実現する。

 「BANK・R」の特徴は次のとおり。

  1. 顧客情報を中核に据えた顧客中心型のシステム
    従来の業務縦割りの分断されたシステムではなく、顧客情報をすべてのサブシステムの中核に据えて管理することにより、業務横断の顧客状況をリアルタイムに把握することができるため、顧客に見合った最適なサービスを迅速に提供できる。
  2. 営業支援・審査支援から経営支援まで提供
    日々の営業支援・審査支援業務を中核に、インターネットを中心としたダイレクトチャネルによる顧客取引をもカバーすることにより、あらゆる顧客・チャネル・業務を横断した収益・リスクの可視化を実現する経営支援ソリューションとして迅速・的確な経営判断が可能になる。
  3. 低コスト・短期間導入が可能な段階的システム構築
    システム共通機能や基本情報画面などの『土台』が構築済であることから低コスト・短期間でのシステム構築が可能となる。さらに、各業務モジュールの相互連携が図られていることにより、業務上優先度の高いシステムから段階的にシステム構築できる。

 本システム導入により、銀行中心のシステムから顧客中心のシステムに転換し、真の地域密着型金融を実現する。また、精緻な顧客情報を基軸とした迅速でタイムリーな営業プロセス・審査プロセスの実践と経営による顧客単位の収益・リスクの可視化を実現し、ゆるぎない経営力の確立と、顧客満足度の向上を可能にする。

 今後ISIDとブレイニーワークスは、両社が保有する既存の営業支援・審査支援・リスク管理支援の製品群を統合し、順次市場投入を行い、地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・信用組合など、あらゆる地域金融機関をターゲットとして、2012年までに100本の販売を目指す。さらにISIDは将来、同社が保有するデータセンターを活用したクラウドコンピューティングによるSaaSでのサービス提供も視野に入れるとしている。

電通国際情報サービス
http://www.isid.co.jp/

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