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拠点間の関係管理やBI機能を備えるSCMソフト「φ-Conductor 2010」─フェアウェイソリューションズ

2009年9月30日(水)IT Leaders編集部

ソフトウェアベンチャーのフェアウェイソリューションズは2009年9月30日、サプライチェーンマネジメント(SCM)ソフトの新版「φ-Conductor 2010」を発売した。Conductorは特に流通業における商品の在庫手配や出荷指示など物流業務の効率化を強みにしている製品。新版では、複数の物流拠点が連携して流通在庫の最適化を図るリレーションシップ管理と、過去の実績に基づいて物流業務の生産性や納期順守率の向上を図るビジネスインテリジェンス(BI)機能を搭載した。

リレーションシップ管理については、メインとなる物流センターから、その配下にある複数のセンターへの補充配分を自動で調整できる「Chain Fulfillment」機能を追加した。上位の物流センターだけで期日までに必要量を満たせない場合はアラートを出し、あらかじめ設定したセンターごとの補充配分に応じて別の拠点への補充量を引き当てる、あるいはサプライヤーから直接補充を受けるなどの調整を自動で実行する。

こうすることで、例えば関東の物流センターから北海道・東北の中継センターへ、さらに中継センターから各県・地域の物流センターへ、といった多階層広域型の物流業務において、在庫の偏在による欠品や過剰在庫が発生するのを防ぐ。

BI機能に関しては、「アクティビティ モニタリング」機能を追加した。在庫手配業務の処理実績を分析し、完全に自動処理できた件数の割合や注文変更に伴う修正率、部署別の機会損失率や担当者ごとの作業負荷のバラつきをグラフ表示する。売上高や配送費、利益などの最終コストとして見えにくい業務のアンバランスを可視化によって、非効率な業務を改善しやすくなるという。価格は400万円から。

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