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TISが汎用PCで稼働するMPP型のDWHソフト、3年間33億円の売り上げ見込む

2009年10月27日(火)IT Leaders編集部

SIベンダーのTISは2009年10月27日、DWH(データ・ウエアハウス)構築向けに分散処理を可能にしたデータベース・ソフト「Greenplum Database」の販売を開始する。プラットフォームに汎用のPCサーバー機を利用することで、DWH専用アプライアンスよりも安価にDWHを構築できるのが特徴としている。

 TISは、SIベンダーみずから販売代理店となることで、Greenplum Databaseを用いたDWH関連事業を軌道に乗せる考え。売上目標は、システム構築サービスを含めて今後3年間で33億円(うちソフトウエア・ライセンスは12億円)。

 既存顧客のほか、金融業界やネット業界など大量データを保持する業界へ提案する。DWHをERPやCRMと連携させたシステム提案も実施する。2011年4月には、東京品川に開設するデータセンターの運用開始に合わせ、Greenplum Databaseをパブリック・クラウド・サービスとして提供する予定。

 取り扱いを始めるGreenplum Databaseは、DWH構築用に特化したデータベース・サーバー・ソフト。特徴は、汎用のPCサーバー機を用いてMPP(超並列処理)型のアーキテクチャを実現している点。並列に配置したサーバー機の追加によってシステム全体の処理性能をリニアに向上させられる。

 ベースなったミドルウエアは、オープンソースのRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)であるPostgreSQL。これをシェアード・ナッシングで分散処理させている。検索手段としては、SQL処理に加えて、MapReduce処理(情報抽出/変換と集約)を実行できる。

 なお、Greenplum Databaseの開発会社は米Greenplum。国内総販売代理店は東京エレクトロンデバイス(2008年10月から取り扱いを開始)。国内では2009年5月から現行バージョン「Greenplum Database 3.3」の取り扱いを開始し、SIベンダーのTISを通じて顧客企業2社にアプローチしている。

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TIS / PostgreSQL / Greenplum / MapReduce

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