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ユーザー企業の注目が再びERPやSCMへ、ガートナーのリサーチ部門最高責任者がIT業界の展望を説明

2009年11月11日(水)

 ユーザー企業のIT戦略に変化が見えつつある--。東京・台場のホテル、グランパシフィック LE DAIBAでガートナー ジャパンが開催中の「Gartner Symposium/ITxpo 2009」のために来日したガートナー リサーチのピーター・ソンダーガード シニアバイスプレジデントは2009年11月11日、記者会見を開き、IT業界の今後の展望を語った。

 説明の中でソンダーガード氏は、ガートナーが運営するWebサイトのアクセス解析結果を示した。Webサイトは多くのユーザー企業が閲覧しており、1カ月当たりのアクセス数は200万~300万件。Webサイト内のコンテンツ検索に用いられたキーワードは、IT業界の展望を占う先行指標に1つとして参考にできる。

 解析結果によると、2008年10月頃は「コスト」をキーワードにしてWebサイト内のコンテンツを検索する件数が最も多かった。しかし2009年2月をピークに減少している。代わって増えた検索キーワードは「クラウド」だ。2009年6月頃から急増し、「コスト」を逆転した。

 「ERP/SCM/CRM」をキーワードに検索する件数も増えてきた。2008年10月頃は「コスト」と並び最も多かったキーワードである。だが2008年12月以降、急激に減少したまま低い水準にあったが、2009年8月から再び増加。現時点では「クラウド」「コスト」と並ぶまでになっている。

 ソンダーガード氏は、ユーザー企業の間で2010年に盛んになるITプロジェクトについても言及した。キーワードは「アプリケーションオーバーホール」。端的に言えば、アプリケーション資産のポートフォリオを整理することである。

 そのためにまずアプリケーション資産を棚卸する。そのうえで個々のアプリケーションの利用パターンを把握すると共に、長期的な視点でアプリケーションに求められる要件を見通す。こうすることで無駄な資産を排除するだけでなく、メンテナンスやアップグレードを戦略的に実施していけるようになる。

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