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Cray、ハイエンド「Cray XT6」とミッドレンジ「Cray XT6m」のスーパーコンピュータを発表

2009年11月18日(水)

Cray(クレイ)は2009年11月17日、スーパーコンピュータCray XTシリーズの最新機種、ハイエンドの「Cray XT6」およびXT6と完全互換のミッドレンジ「Cray XT6m」の2機種を発表した。これら新製品は、2010年の第二半期に出荷される。

Cray XTシリーズは、拡張性の高いLinuxスーパーコンピュータである。AMD Opteronプロセッサを採用し、メモリを集中的に使用する作業や、計算に高度に依存する作業向けに最適化されている。液冷技術のECOphlex(エコフレックス)テクノロジによって、より高密度なシステムに対応すると同時に、一般的に求められる高価な空冷施設や空調施設の必要性を低減するなど、消費電力を削減する。さらに、Cray Linux Environmentにより、幅広いアプリケーションにおいて最適化されたパフォーマンスを実現する。

「Cray XT6」は、Crayの技術とAMDのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の最新処理技術を組み合わせた最高性能の製品シリーズであり、理論最大演算性能は1キャビネットあたり約20TFLOPSを実現している。従来製品のXT5シリーズの12TFLOPSと比較した場合、約1.7倍の理論性能値となっている。過酷なHPCの作業負荷に対応できるように設計されているだけでなく、拡張性の高さに加え、抜群の管理性、低コスト運用性、幅広いアプリケーションへの対応といった特長をバランス良く併せ持っている。これまでのXTシステムと同様に、将来計画されているハードウェアやソフトウェアの強化によって段階的にアップグレードを行うことができ、もちろん現在Cray XT5を利用している顧客がCray XT6にアップグレードすることも可能である。

「Cray XT6m」は、ミッドレンジ製品でありながらXT6と同様の設計思想を実現している。ハイエンドスーパーコンピュータのアーキテクチャをスケールダウンしつつ、アップグレード性も維持した、HPC市場の中規模クラスのニーズに十分に応える、コスト効率に優れた製品となっている。Crayのハイエンドシステムと同様のアーキテクチャとソフトウェアを搭載すると同時に、コア数が700~1万3000(キャビネット数が1~6基)のシステム規模に最適化されたネットワークを備えている。

基本構成例は次のとおり。

「Cray XT6」
20ノード AMD Opteron 6000シリーズプロセッサ × 40 32GBメモリ × 20
Cray Seastar2 + 3Dトーラスインターコネクト 16TBストレージ(Lustre File System)

「Cray XT6m」
20ノード AMD Opteron 6000シリーズプロセッサ × 40 32GBメモリ × 20
Cray Seastar2 + 2Dトーラスインターコネクト 16TBストレージ(Lustre File System)

参考価格は、ともに5000万円~。


Cray Inc.
http://www.cray.com

クレイ・ジャパン・インク
http://www.cray.com/japan

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