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[新製品・サービス]

日立、MVNO向けビジネスアプリケーション / フレームワーク搭載の新システム基盤を発表

2009年12月15日(火)

日立製作所(以下、日立)は2009年12月14日、加入者5万人を想定した中規模MVNO(仮想移動体通信事業者)向けに、回線登録、開通指示や、加入契約者情報の管理、料金計算などを行うビジネスアプリケーションおよびフレームワーク(開発用ソフト)を搭載し、柔軟な拡張性、容易なカスタマイズ性を兼ね備えた「MVNO向けハード一体型All-In-Oneシステム基盤」の販売を、2009年12月16日から開始すると発表した。

本システムは、MVNO事業を行うためのMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)基盤のOSS/BSS(業務支援システム)汎用業務モジュールを日立が開発し、ブレードサーバである統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に搭載したハード一体型で提供される。これにより、OSS/BSS自体の開発が不要となり、低コスト、短期間での導入が可能となる。

MNO(電気通信事業者)のインフラを活用して独自の通信サービスを提供するMVNOは、7月のWiMAX登場以降、PCのワイヤレスブロードバンドを中心に普及・拡大している。今後は、カーナビゲーションシステムやデジタルサイネージ、情報家電といったさまざまな機器への通信モジュールの組み込みによるビジネス展開も期待される。そこで日立は、多様なMVNOが独自のサービスを自社で所有、運用、機能拡張できる本システムを開発した。

「MVNO向けハード一体型All-In-Oneシステム基盤」の特長は次のとおり。

1. ハード一体型システム基盤
搭載されているモジュールの機能は、回線登録、開通指示、通信利用データの集計などを行うOSSインタフェース基盤と、加入契約者情報の管理、販売代理店管理、料金計算、物流管理などを行うBSS基盤、およびMVNOの既設システムなどとの連携を可能にするESB(Enterprise service bus)基盤からなり、MVNOが独自に通信事業を行うことができる。ハード一体型システム基盤なので、新たな基盤構築の必要がなく、MVNOは短期間でのサービス立ち上げが可能。また、MVNOに必要なOSS/BSS機能を1ラックにコンパクトに収納し、省スペース化を実現している。

2. 新サービスへの拡張が容易
日立が開発したOSS/BSSプロセス統合制御を行うイベント駆動型アーキテクチャーを採用したフレームワークを搭載することにより、加入契約者情報の管理など通信事業に必要な業務処理プロセスを容易に追加、拡張できる。

3. 3GのOSSインタフェースを追加
従来のWiMAX(WiMAX Forumが推進する技術)に加え、第三世代移動通信方式(3G)のOSSインタフェースを提供する。これにより、MVNOは、通信速度、サービスエリア、回線価格など、サービスに応じた最適な通信回線を提供できるMNOと契約後すぐに、付加価値の高いサービスを実現できる。

4. 容易なシステム拡張
業務アプリケーションが動作するブレードサーバを意識しない分散並列処理が可能なため、MVNOの加入者が増加した場合や新サービスを追加した場合にも、スケールアウト(ブレードサーバの追加)により容易に処理能力を拡張できる。

「MVNO向けハード一体型All-In-Oneシステム基盤」(5万加入者向け標準モデル)の価格(税込み)は、6300万円~。

本システム基盤は、2009年7月に開始した「日立MVNO事業支援サービス」のメニューの1つとして提供される。発売時期は、2010年3月31日。


日立MVNO事業支援サービス
http://www.hitachi.co.jp/products/it/network/mvne/index.html

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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