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階層型ストレージ管理を自動化するソフト、EMCが自社ストレージ向けに提供

2009年12月15日(火)

 EMCジャパンは2009年12月15日、同社製ストレージ向けに動的な階層型ストレージ管理機能を付加するソフト「FASTソフトウェアSuite」を発表、同日販売を開始した。従来であれば手動による分析/移動が必要だった階層型ストレージ管理を自動化する。価格の例は、CLARiX用のソフトで61万円(税込)から。

 FAST Suiteは、階層型ストレージ管理ソフトである。アクセス頻度が高いデータをフラッシュなどの性能が高いドライブに、アクセス頻度が低いデータをSATAなどの性能が低くて安価なドライブに移す。あらかじめ指定した間隔(最小で1時間)でストレージのアクセス頻度を調査して分析し、分析結果に基づいてドライブ間でデータを動的に移動する。

 対象となるストレージ・プラットフォームに応じて、3種類の製品を用意した。(1)大規模SANストレージ「Symmetrix V-Max」向け、(2)小中規模向けSANストレージ「CLARiX」向け、(3)NASストレージ「Celerra」向け、である。ドライブ間を移動させるデータの単位は、SANストレージのSymmetrixとCLARiXがボリューム(LUN)単位、NASのCelerraがファイル単位。

 FAST Suiteの今後の開発ロードマップは以下の通り。まず、データの移動単位を、現行版のLUN単位から、もっと細かな単位へと変更する。これにより、複数アプリケーション利用時などの柔軟性が増す。次に、データ圧縮、重複除外、MAIDを取り入れる。これにより、ストレージの物理容量と消費電力を削減できる。最終的には、運用管理ソフトなどとAPI連携させる。

 3種類の製品の概要と価格は以下の通り。

  1. Symmetrix V-Max向けの機能拡張ソフトが「Symmetrix V-Max FAST Suite」である。価格は、1Tバイト構成時に税込み283万円から。すでに「Symmetrix Optimizer」または「Advanced Tiered Storage Management」を購入済みの場合の追加ライセンス「V-Max FAST ADD ON」の価格は、1Tバイト構成時に税込み113万円から。
  2. CLARiX向けの機能拡張ソフトが「FAST LUN Migrator Suite」である。価格は、エントリ機種のCX4-120用で税込み61万円から。
  3. Celerra向けの製品が、アプライアンス機器の「Rainfinity FMA(File Management Appliance)」と、同アプライアンスの仮想アプライアンス版「Rainfinity FMA/VE」である。価格は、Rainfinity FMAが税込み513万円、Rainfinity FMA/VEが税込み260万円から。

 Rainfinity FMAは、NAS間の負荷を均等化する仮想化アプライアンス「Rainfinity Global File Virtualization」の機能のうち、ファイル管理/ファイル・アーカイブ機能を切り出した製品である。アクセス頻度などのポリシーに応じたNAS内のファイル移動やNAS間でのファイル移動を自動化する。

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