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日立、エンタープライズサーバ「AP8800」やデータベースの機能強化を発表

2010年1月14日(木)

日立製作所(以下、日立)は2010年1月13日、メインフレーム製品のエンタープライズサーバ「AP8800」の機能強化を実施し、1月14日から販売を開始すると発表した。具体的には、大規模システム構築向けの強化を実施するとともに、データベースにおける機能強化を図り、業務プログラムの開発効率と運用性の向上を実現している。

同社が行った機能強化は主に次のとおり。

(1) 大規模システム構築向け機能の強化

  1. データ入出力装置との接続数を拡大できる「FIBARC拡張機構3」の提供
    「AP8800」1台あたりのFIBARCチャネル数を256台(従来は最大144台)まで拡張できる「FIBARC拡張機構3」を新たに提供する。これにより、高速のデータ転送が可能なFIBARCチャネルを用いて「AP8800」とより多くのストレージやプリンタなどのデータ入出力装置を接続できる。また、「AP8800」の仮想化環境を構築するプロセッサ資源分割管理機構支援「PRMA E3」を機能強化し、ストレージの論理ボリュームなどの仮想的なデータ入出力装置との最大接続台数を、1台あたり6万5536台(従来比2倍)に拡張した。
  2. 「XDM/RD E2」の処理性能向上などを実現
    大容量メモリの有効活用を可能とする64ビットアドレッシング機能を用いて、「XDM/RD E2」におけるSQL解析結果を、通常管理している実メモリ領域よりも広い実メモリ領域に格納できる。これにより空きが生じた実メモリ領域を、業務用アプリケーションなどに多く割り当てることが可能となり、データ処理における処理性能や多重度(同時に実行する処理数)の向上を実現している。
  3. 「AP8800」と周辺装置との接続を行う外付装置「FIBARCディレクタ」新モデルを提供
    「AP8800」や従来機種の「AP8000」シリーズ、周辺装置間のFIBARC接続を統合する「FIBARCディレクタ」の新モデルの提供を開始する。従来モデルと比較して、通信速度が2倍となる4Gbpsをサポートし、筐体容積を約25%削減している。

(2) リレーショナルデータベース「XDM/RD E2」の機能向上

  1. 業務プログラムの開発効率を向上する生成列機能を実現
    データベース内のデータを格納する表において、ある列の値を同一表にある他の列の値から自動的に生成する機能(生成列機能)を実現した。値を生成する処理を省略できることにより、業務プログラムの開発効率を向上することができる。
  2. 機密保護導入支援機能のよる運用性の向上
    業務ごとにアクセス権限の設定などを行う機密保護機能を、通常業務を継続しながら既存システム環境へ導入することができる支援機能を提供する。例えば、権限設定に誤りがあった場合に、権限エラーをコンソールに表示し修正できるなど、確実かつスムーズに既存環境のセキュリティを強化できる。

(3) LTO(Linear Tape-Open)媒体によるデータ交換機能

  1. オープン系テープ装置へのアクセス制御を行うソフトウェア「DMFOPDS」において、磁気テープによるデータ交換と同等な記録形式をサポートし、今後データ交換媒体として推奨されるLTO媒体に対応した。

新製品・新機能の価格(税込み)は次のとおり。

「FIBARC拡張機構3」は、月額5万2500円。
「FIBARCディレクタ」は、月額262万5000円(最小構成)~。
プロセッサ資源分割管理機構支援「PRMA E3」は、月額50万4000円~。
リレーショナルデータベース「XDM/RD E2」は、月額37万8000円~。
データ管理機能/オープンデバイスサポート「DMFOPDS」は、月額15万7500円~。

「XDM/RD E2」の出荷時期は2010年2月5日。
「FIBARC拡張機構3」、「FIBARCディレクタ」、「PRMA E3」、「DMFOPDS」の出荷時期は2010年4月1日。


エンタープライズサーバ AP8800
http://www.hitachi.co.jp/products/it/server/ap8800/

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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