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[技術解説]

自発的な情報発信の風土作り―進化するグループウェア Part 2

2010年2月9日(火)

社内の風土作りで価値生む情報共有を実現する グループウェアの導入で情報共有基盤が整ったと考えるのは早計だ。社員が自発的に情報を受発信する風土を根付かせなければ、せっかくのITも「宝の持ち腐れ」。社内の知を競争力の源泉とするコンサルティング企業が実践する情報共有に学ぶ。

個人の知識やノウハウが組織に還元されて組織知となり、そうした組織知が再び個人に還元される。そんな知の循環を社内に生み出すことを目指し、これまで多くの企業が情報共有を目的にしたITインフラ作りに取り組んできた。しかし、期待した成果につながらず、改めてその仕組みを見直したいという企業の声は少なくない。「数年前にグループウェアを導入したが、情報を登録する社員はほんの一握りに限られている」あるいは「登録ファイル数が増えるばかりで、それらを積極的に閲覧・活用している形跡がない」という現象に心当たりがある企業も多いだろう。

情報発信の“場”を提供
メリットを体感させる

知の循環を生み出すには、システムという“箱”を用意するだけでは不十分だ。社員1人ひとりが自分の知識や情報を組織に還元しようという「発信するWill(意志)」、組織内に蓄積された知識を積極的に吸収して業務に活用しようという「受信するWill(意志)」を社内に醸成することが欠かせない。そのためには、「発信してよかった」「受信してよかった」と日々体感できることが重要だろう。

当社が2008年の設立以来実施している「ナレッジフェア」は、その「体感」を実現するプログラムの1つだ。社員が日々のコンサルティング活動から得た知見をフェース・トゥー・フェースでシェアするイベントで、1週間に2回ほど開催している。講師の社員は、自分が最近手がけたプロジェクト事例や最新のソリューションなどを発表。それに対して、参加者が自由に質問を投げかけたり、意見を述べたりする。

講師は、自分が提供する情報に対してほかの社員からフィードバックを受けることにより、新たな発見を得られる。また、ナレッジフェアで発表した内容が、新規案件の開拓につながることもある。例えば新しく開発したソリューションを発表すると、参加した社員を経由して、他の顧客とのビジネス発掘に横展開されるのだ。情報を積極的に発信することで、自らのビジネス機会が増幅するという恩恵を得られる。

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