[編集部の生産性倍増奮闘記]

「頭の中のお片付けツール」の巻:第5回

2010年2月17日(水)

企画アイデアを練る時、取材メモをまとめる時、中長期的な予定を立てる時などなど…。ごちゃごちゃになった頭の中を整理するのに、「マンダラート(Mandal-Art)」という手法にお世話になっています。簡単にいうと、3×3=9のマス目の中央に検討すべきテーマを記し、周辺8つのエリアに関連するキーワードなどを追記しつつ発想を展開。一方で、全体の構造を意識しながら発散したアイデアを収斂させていく、というものです。

写真 かつて市販されていた黒革バインダーと専用リフィルのセット 写真 かつて市販されていた黒革バインダーと専用リフィルのセット

20年近く前の話。考案者であるインダストリアルデザイナー、今泉浩晃氏のオフィスを訪ねる機会がありました。かつて自動車のラリーレースに参戦されていた頃の経験談や、国産タイヤメーカーのマーケティングプロジェクトに携わっていた話をひとしきり伺った後、当時、氏が「マンダラート手帳」として世に出していた黒革バインダーとリフィルのセットを購入したのが、この手法と出会ったきっかけです。

当初は「紙ベース」だったマンダラートのフレームワークはその後、ITを身にまとい、Windowsなどいくつかのプラットフォーム上で使えるように進化しました。私もアップルのNewton版の後、しばらくはPalmOS版を快適に使ってきました。しかし、そのPDA(ソニーのCLIE)がついに故障。次なる利用環境をどうしようか考えていたところ福音が! 2009年8月末に、iPhoneアプリとして登場したのです。

画面 iPhoneアプリ「iMandalArt」のトップ画面
iPhoneアプリ「iMandalArt」のトップ画面

使い勝手はPalm版よりもさらにこなれた感じでグッド。通勤電車でもカフェでも、ふと思い立った時にポケットから出して「頭のお片付け」にいそしめます。ただ、まだ私がiPhoneの扱いに不慣れなこともあり、メモ入力のシーンではまごつくことも。iPhone用の外付け小型キーボードがあれば、サクサク入力できていいのに…。

と、思っていたところに発表となったiPad。iPhone/iPod touch用アプリが動くし、対角9.7インチ程度のディスプレイがあればソフトキーボードによる入力もいくぶん楽になるはず。いや、いざとなれば外付けキーボードDockもあるし…。まぁ、実際に手にしないと分からないこともあるけれど、もしゲットした暁にはマンダラートが私のキラーアプリになるに違いありません。こうして、肝心の「生産性向上」は二の次に、新しいデバイスを買うための理由付け(言い訳?)だけがメキメキ上達するのでありました。 なお、マンダラートについては、今泉浩晃氏の執筆による各種書籍やヒロ・アートディレクションズのWebサイトに詳しい情報があります。

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