[新製品・サービス]

日本CAが障害管理ソフト新製品、監視ソフト群/構成管理と連携

2010年2月22日(月)IT Leaders編集部

日本CAは、大手ユーザー企業や通信事業者向けに、システム運用監視ソフト2製品を、2010年2月22日から順次出荷する。障害管理ソフトの新製品「CA Spectrum Infrastructure Manager r9.1J」(2月26日出荷)とシステム性能監視ソフトの新版「CA eHealth Performance Manager r6.1.1J」(2月22日出荷)である。価格はいずれも2870万円(税別)。

 Spectrum Infrastructure Managerは、システム障害管理ソフトである。同社の性能監視ソフト群や構成管理DBと連携動作する。IT資源の構成情報と性能情報を基に、障害原因を特定するとともに、障害を予測する。

 障害の根本原因分析には、ルール・ベースではなくモデル・ベースを採用。これにより、個々の事象に応じて個別にルールを作成しなくても監視できるようになった。監視ジョブは、サービス(業務)の視点に立った複合的なイベントを設定可能で、専用のGUIエディタを用いて作成できる。監視ジョブの設定時には、監視対象リソース、監視の感度、SLA(MTBFなど)を指定する。

 管理対象となるネットワーク機器/サーバー機の構成情報として、機器に特有の情報やネットワーク・ポート同士の接続状況をDB化して管理する。サーバー仮想化ソフト(記事執筆時点ではVMware)の監視/管理も可能で、VMotionによる仮想サーバーの移動も捕捉する。

 ルーター機器の経路情報や冗長構成に加え、主にデータセンター事業者向けのオプション「CA Spectrum MPLS Transport Manager」を用意した。これにより、MPLS(Multi Protocol Label Switching)のパス(経路)情報も収集する。

 稼働OSはWindows ServerまたはRed Hat Enterprise LinuxまたはSolaris(SPARC)。管理GUIはJavaアプリケーションとして実装している。

 eHealth Performance Managerは、SNMPマネージャ機能を中核としたシステム性能監視ソフトである。サーバー/ネットワーク機器の性能を監視/管理する。性能データの傾向を分析したうえで、システム性能の劣化を予測する。Spectrum Infrastructure Managerと連携動作する。 稼働OSはWindows ServerまたはSolaris(SPARC)。管理GUIコンソールはIE(Internet Explorer)。

Spectrum Infrastructure Managerの画面。VMotionによる仮想サーバーの移動を把握している
 

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