[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2010年3月号)

2010年3月1日(月)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

アウトソーシング [製造業]

ソニーが人事・経理業務を外部委託

国内グループ各社の人事・経理業務を日本IBMに委託する。同業務は中国・大連にあるIBMのセンターと、ソニーと日本IBM、マンパワー・ジャパンが2010年4月に設立する合弁会社「ヒューマンキャピタルアソシエイツ」が担う。新会社の出資比率は日本IBMが60%、ソニーが20%、マンパワーが20%。現在ソニーグループの人事業務を担うソニー・ヒューマンキャピタルは人事事業を分社する。 (2010/1/15)

コンプライアンス [製造業]

三菱重工業が化学物質の管理体制強化

欧州連合(EU)が2008年6月に化学物質規制「REACH」の本格運用を開始したのに伴い、欧州に製品を輸出する企業は、製品含有の化学物質の種類や量を正確に把握する必要が出てきた。同社の空調製品は出荷量の3分の1が欧州向けであり、REACH順守に向けて早急なシステム構築が必要だった。NECの化学物質情報管理支援サービス「ProChemist」を利用してシステム運用を開始した。 (2010/1/15)

人材採用 [その他]

セブン-イレブン・ジャパンが採用系システム刷新

同社が従来使用していたASPのシステムはカスタマイズの自由度が低く、業務改善活動の結果として必要となるシステム変更に柔軟に対応できないと判断。HRソリューションズの採用業務支援システム「リクログ」に刷新した。新システムでは、エントリーフォームの内容やシステム利用者権限を採用担当者が必要に応じて即座に変更できるようにした。 (2010/1/19)

Information Rights Management(IRM)/ファイル転送 [製造業]

第一三共がファイル転送基盤導入

提携企業や国内外のパートナー企業との情報共有に利用する。製薬業界では、M&Aの増加で重要文書の企業間流通が増加している。新システムではこれに応えるため、文書の重要度と閲覧者の権限に応じてファイルアクセスを制限するIRM機能を盛り込んだ。電通国際情報サービスのIRM機能付きファイル転送サービス「IntraLinks Exchanges」(開発:米IntraLinks)を採用した。 (2010/1/19)

メールセキュリティ [製造業]

カプコンがスパムメール対策強化

グーグルのメールセキュリティサービス「Google Postini Services」を全世界の拠点に採用した。同社では各国拠点ごとにフィルタリングレベルの強弱に関する要望が異なり、全世界でのスパム対策システムの統一が困難だった。新システムではメールアカウントを一元管理しつつ、各国拠点ごとにフィルタリングレベルを変更可能にした。システム導入は日商エレクトロニクスが担当。 (2010/1/26)

データウェアハウス(DWH) [製造業]

北陸コカ・コーラボトリングがDB統合

基幹システムのデータベースと、販売動向分析用データウェアハウスを統合した。システムの分散や老朽化で年々増加していた運用コストを削減するのが狙い。新システムではデータ検索速度を高速化し、販売データの検索時間を従来の37分の1に短縮した。システム構築は同社の情報システム子会社であるヒスコムが担当。日本オラクルのDWHアプライアンス「Oracle Exadata」を採用した。 (2010/1/26)

ユニファイドコミュニケーション(UC) [製造業]

日揮、UC基盤導入でIP電話の有効活用を加速

横浜本社に先行導入し、約4000人の従業員に対してそれぞれ個別のIP電話番号を割り当てた。出社時、IP電話端末にIDを入力してログインする仕組みで、作業場所を問わず自分宛の電話が受けられるようにした。シスコシステムズのIP電話端末「Cisco Unified IP Phone」を5400台、呼制御サーバー「Cisco Unified Communications Mana-ger」を導入。国内外の他拠点にも順次導入する考えだ。 (2010/2/1)

アクセス制御 [製造業]

アステラス製薬が法令順守支援システム導入

J-SOX準拠をはじめとするコンプライアンス体制の強化が目的。ERP(統合業務)システムにアクセス制御の仕組みを盛り込み、従業員が不必要に広範なアクセス権限を手にした場合、内部統制担当者に即座にアラートを発する。システムにはSAPジャパンのアクセス制御ソフト「SAP BusinessObjects Access Control」を採用。2009年2月に本格稼働した。 (2010/2/2)

レガシーマイグレーション [その他]

ベルーナが基幹系システム刷新

メインフレームで稼働していたコールセンター受注業務や顧客サービス用システムを、Windowsベースのシステムに移行した。併せて商品情報システムとのデータ連携やFAQ(よくある問い合わせ)システムの構築にも着手。顧客からの商品情報の問い合わせに迅速に返答できる体制を整備した。システムには日本ユニシスの通信販売業界向け注文処理システム「DM/FF3」を採用した。 (2010/2/4)

人事管理 [金融業]

十八銀行、人事システムを刷新

長崎県に本拠を置く同行は、雇用形態の多様化により人事管理が複雑化し、法改正や組織変更への即応が困難になっていた。新システムでは人事データベースを統合し、パートや派遣など複数の勤務形態の従業員情報を一元管理する。システム構築は同行の情報システム子会社の十八ソフトウェアが担当し、ワークスアプリケーションズの「COMPANY 人事・給与」など3製品を採用した。 (2010/2/8)

XBRL [その他]

野村総合研究所が財務情報配信システム刷新

財務情報の作成・報告用の国際標準規格である「XBRL」に準拠した財務情報を、顧客の要望に合わせて変換・配信するシステムを構築した。従来は手作業だった勘定科目の組み換えを自動化し、業務を効率化した。XBRLは、金融庁や東京証券取引所などが財務情報配信の規格に採用している。システムには富士通のXBRL文書処理用ミドルウェア「Interstage XWand」を採用した。 (2010/2/9)

指静脈認証 [その他]

京都銀行が指静脈認証システム導入

同行が2010年2月に開始した、ATMでの指静脈情報登録サービスに利用している。指静脈情報を登録したICキャッシュカードを更新する際、従来は店舗の窓口で指静脈情報を再登録する必要があった。新システムではATMに指静脈情報の登録機能を持たせ、窓口営業時間外でもカード更新を可能にした。システムは日立製作所と日立オムロンターミナルソリューションズが共同で構築した。 (2010/2/10)

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