[新製品・サービス]

CSKシステムズ、クラウド対応アプリケーション基盤「arvicioCloud」を発表

2010年2月26日(金)

CSKシステムズは2010年2月25日、自社のJava EE基盤フレームワーク製品「arvicio2(アルビシオ2)」を、クラウド環境使用向けサーバ「mCloud Server(エム・クラウド・サーバ)」に組み込み、「arvicioCloud」として提供すると発表した。そして同時に、「arvicioCloud」と「mCloud Server」を無償で試すことができるトライアルサービスを開始した。

「arvicio2」は、金融機関の次世代アプリケーション基盤向けに、10社以上の導入実績を有している。「arvicioCloud」は、その実行環境、開発環境をクラウド上で提供し、クラウド対応のアプリケーション基盤として利用できるようにする。また「mCloud Server」は、Morphlabs(モーフ・ラブズ)社のオープンな設計思想で開発された、クラウドプラットフォーム「mCloud」シリーズの1つである。一般企業向けの中・小規模のプライベートクラウド向けに、クラウド環境に必要な仮想サーバとその制御機能、自動管理機能などをオールインワン・パッケージとして、1つのシャーシ内にまとめて提供するサーバである。

「mCloud Server」に組み込まれた「arvicioCloud」を利用することで、既存システムをそのままの形でクラウド環境に移行することが可能となる。既存システムのインフラ環境をクラウド技術により最適化してインフラコストを削減し、さらに、アプリケーションの一時的なデータ容量の拡大に対して、柔軟なインフラの拡張が可能として、基幹システムの可用性を確保する。これにより、顧客の新たな投資を最小限に抑えながら、クラウド環境の効果を実現する。「mCloud Server」上では、操作画面からアイコンを選択することで、二重化されたWebサーバ、「arvicioCloud」設定済のアプリケーションサーバ、DBサーバを活用した高可用性インフラを、10分程度で構築・利用できるようになる。

「arvicioCloud」利用の効果は次のとおり。

  • 柔軟なインフラの拡張を必要とするアプリケーションの実現。
  • クラウド環境上で可用性を確保したアプリケーションの実現。
  • 既存アプリケーションをクラウド環境へスムーズに移行し、クラウド技術により最適化することでインフラコストを削減。

なお、CSKシステムズは、「arvicioCloud」と「mCloud Server」を同時に試すことができるトライアルサービスを開始した。
トライアル期間(2010年3月末まで)は、無償でクラウド環境を利用することができる。

本格導入時の価格は、「arvicioCloud」利用料と96VM(仮想マシン)が利用できる「mCloudServer」で月額120万円(税別)から。

CSKシステムズは、トライアルサービスを通じて、プライベートクラウドを活用した信頼性の高いシステム構築を行いたい企業や、まずはプライベートクラウドでシステムを構築し、将来的にパブリッククラウドに移行する予定の企業、自社のアプリケーションをクラウド化したい企業などへの提供を目指す。また同社は、今後もSaaSやクラウドコンピューティングに対応するためのアプリケーション基盤として「arvicioCloud」の拡充を進めていくとしている。


「arvicioCloud」&「mCloud Server」トライアルサービス
http://www.cskcloud.com/

CSKシステムズ
http://www.csk.com/systems/index.html

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