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[新製品・サービス]

アドビがWebアプリケーション開発環境の新版発表

2010年3月24日(水)

 アドビ システムズは2010年3月23日、Webアプリケーション開発環境の新版「Adobe Flash Builder 4」と、新製品「Adobe ColdFusion Builder」を発表した。両製品ともオープンソースの統合開発環境(IDE)であるEclipseをベースにしている。

 Flash Builder 4は、Flashを利用したリッチアプリケーションの開発を支援するIDE。作成したアプリケーションは、Webブラウザ内での実行環境である「Flash Player」か、デスクトップ向け実行環境の「Adobe AIR」で再生できる。前版まではAdobe Flex Builderという名称だった。

 新版では、Flashコンテンツの作成ソフト「Flash Professional」との連携を強化した。IDE内にFlash Professionalの起動用ボタンを用意。Flash Builder 4で開発中の画面上にあるFlashコンテンツを選択してボタンを押すと、起動したFlash Professional上でそのコンテンツを編集できる。ソースコードの入力補助機能も強化。関数の一部を入力すると関数の候補だけでなく、マニュアルの一部も表示できる。

 ColdFusion Builderは、同社のWebアプリケーションサーバー「ColdFusion」を利用したWebアプリケーション開発を支援するIDE。スクリプト言語のColdFusion Markup Language(CFML)やHTMLの入力補助機能がついたソースコードエディタや、FTPを利用したサーバー管理機能、Flash Builder 4との連携機能を備える。

 同日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)との連携サービスである「Adobe Flash Platform Services Social service」を発表した。国内提供は未定。これは、アプリケーションと、TwitterやFacebookといったソーシャルサービスとの連携APIをサービスとして提供するもの。たとえばFacebookの人間関係情報をイントラネットに反映させる、といったことが可能になる。サービスはイスラエルのGigyaと共同で提供する。

 同社は開発環境を充実させる一方で、実行環境やSDKといった開発フレームワークの整備も進める。Flash Builder 4の基盤の1つとなるSDKの最新版「Adobe Flex 4」では、ソースコードレベルでプロセス定義部分と画面定義部分を分割した「Sparkコンポーネントモデル」を採用。インタフェースの変更に伴うソースコード改変を最小限に抑える。開発中の「Adobe Flash Player 10.1」では、ネットブックやスマートフォン向けのプロセサでの動作を高速化した。

 これらの動きは、同社の次のターゲットであるモバイル分野への戦略強化を反映したものだ。「米ニューヨークタイムズや米ディズニーなどの大手が、続々とモバイルサイトにFlashを採用している。Flashは今やすべてのデバイスで、コンテンツ作成の選択肢の1つとして確固たる地位を得つつある」(米国本社のシニアデベロッパーマーケティングマネージャーのマイク・ポッター氏)。

 価格はすべて同社のオンラインストア価格で、「Flash Builder 4 Premium」が8万9250円、「同 Standard」が3万1500円。「ColdFusion Builder」が3万5700円。Flash Builder 4 PremiumにはColdFusion Builderを含み、ColdFusionにはFlash Builder 4 Standardを含む。

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