[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2010年4月号)

2010年3月29日(月)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

SaaS/顧客関係管理(CRM) [その他]

ヒルトン・ワールドワイド、SaaS形式のCRM導入

ホテル運営の同社が2010年2月に開始した、会員制の宿泊料金割引プログラム「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン」の運用基盤に活用する。既存の顧客情報データベースとのデータ連携を進め、顧客の趣向にあったメール情報の配信を目指す。ホテル利用目的の多様化が進むなか、適切な情報配信にはCRMの整備が不可欠と判断。シナジーマーケティングのSaaS「Synergy!」を採用した。 (2010/2/16)

国際会計基準(IFRS) [製造業]

日本電波工業がIFRS早期適用に向け体制整備

同社は2010年3月期決算から、日本基準とIFRS双方による決算情報を開示する意向。2001年3月期決算からIFRS準拠の年次報告書を作成している同社では、日本基準で作成した財務諸表を手入力でIFRSに組み替えていた。財務データの自動変換機能を備えた新システムを構築し、約90日かかっていた連結財務諸表の作成期間を約30日に短縮する。富士通などがシステムを構築。 (2010/2/22)

iPhone/音声認識 [金融業]

AIGエジソン生命保険がiPhoneに音声認識導入

iPhoneからの社内システムへのログインや顧客情報の検索などを、音声で可能にした。同社では、2009年8月に営業スタッフ100人向けにiPhoneを試験導入している。利用者から画面操作の手間を減らしたいという要望が多数あったことからシステム導入を決断。システムはアドバンスト・メディアとみずほ情報総研が共同で開発。誤認率は100億分の3に抑えた。2010年6月に本格稼働する。 (2010/2/23)

仮想化 [金融業]

三菱東京UFJ銀行が仮想化でサーバー統合

統合後の新システムは2010年2月8日に稼働開始した。日本IBMのUNIXサーバー「IBM Power 570」と「IBM Power 520」を使用。これらのサーバーが持つプロセサコア単位での論理分割機能や、仮想サーバーを稼働したまま別の物理サーバーに移行できる機能を活用し、可用性や柔軟性の向上を狙う。既に消費電力の60〜80%削減や、保守停止時間の短縮といった効果が表れているという。 (2010/2/23)

SaaS/リモートアクセス [製造業]

アサヒビールがリモートアクセスシステム導入

自宅のPCにUSB型の認証キーを挿すと、PCが外部のデータセンターを経由して社内ネットワークに接続。社内用のWebアプリケーションが利用可能になる仕組み。従来は出張や在宅勤務をする従業員にモバイルPCを配付していたが、配付用PCの管理にかかるコストが課題となっていた。日本ユニシスのUSB型リモートアクセスシステム「SASTIKサービス」を採用した。 (2010/2/25)

人事・会計 [その他]

聖路加国際病院が人事・会計システム刷新

新システムでは、人事・会計両システムを統合してデータ連携を自動化する。今まで運用していた人事・会計システムはデータ連携の仕組みがなく、給与支払いデータを会計システムに反映させる際などに手作業でデータを加工する必要があり、運用負荷が高まっていた。システムの構築にはワークスアプリケーションズの人事・会計業務パッケージ「COMPANYシリーズ」を採用した。 (2010/2/25)

ストレージサーバー [その他]

ネクスト、Webサイト運営用DBを統合

住宅情報サイトの「HOME'S」を運営する同社が、地域別の住民交流SNS「Lococom」向けのDBシステムを刷新した。会員数60万人以上を抱える同SNSの安定稼働の維持が狙い。磁気ディスク内蔵型のDBサーバー5台を、SSDを搭載したEMCジャパンのストレージサーバー「CLARiX CX4」に統合。アクセス集中時に発生していた処理の遅延がなくなるといった効果が出ているという。 (2010/3/1)

データウエアハウス(DWH) [製造業]

バイエル薬品がDB刷新

病院や調剤薬局、医療施設への医薬品の納入実績などの集計処理を高速化するのが狙い。今まで別々に運用していたDWHシステムとオンライントランザクション処理用のデータベースシステムを統合し、運用負荷の軽減やコスト削減の実現も期待する。システムは日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Exadata Version 2」を利用して構築した。 (2010/3/1)

ASP/グリーンIT [製造業]

旭硝子がエネルギー使用量を見える化

全国に約100個所あるグループ全社の事業所に、電力やガスなどのエネルギー使用量を収集・管理するシステムを導入した。CO2排出量の自動計算機能や、報告書の作成支援機能を盛り込み、改正省エネ法が求めるエネルギー排出量に関する報告書作成を効率化する。システムには日立製作所の環境情報管理ASP「EcoAssist-Enterprise-Light」を採用した。 (2010/3/2)

データウエアハウス(DWH) [その他]

近鉄百貨店、営業情報システム刷新

従業員約2000人が利用するシステムを刷新した。今まで複数の独立したシステムで管理していた顧客情報と商品情報を、DWHで一元管理。顧客の年代別や、13ある地域店舗別の購買傾向分析を容易にし、商品戦略立案や顧客サービスの改善に生かす。システムには日本テラデータの流通業界向け分析パッケージ群「Retail Template」などを導入。2009年6月に稼働開始した。 (2010/3/5)

コンタクトセンター [製造業]

池田模範堂がコンタクトセンターシステム導入

かゆみ止め外用剤の「ムヒ」などを製造販売する同社が、業務効率化のために導入した。顧客からの問い合わせ事例を蓄積したナレッジベースを構築。問い合わせへの回答までにかかる時間が半減するといった効果が出ているという。東芝ソリューションのコンタクトセンター業務パッケージ「CT-SQUARE FX」を採用してシステムを構築。2009年9月に稼働開始した。 (2010/3/8)

ネットワーク [金融業]

東京証券取引所がネットワーク基盤整備

2010年1月に稼働開始した新株式売買システム「arrowhead」のネットワーク基盤「arrownet」を構築した。ルーターの高速化などでアクセスポイントからデータセンター間のレイテンシを2ミリ秒未満に抑えた。大量の取引注文を迅速に処理できるようにし、激化する世界の取引所間の競争に備える。システムにはジュニパーネットワークスのエッジ・ルーター「Mシリーズ」を採用した。 (2010/3/8)

関連記事

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2010年4月号)1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

PAGE TOP