[新製品・サービス]

野村総合研究所、運用管理ソフト「Senju Children 10」をリリース、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2010年4月号)

2010年3月31日(水)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

クラウドサービス [システム]

1カ月から利用できる小規模向けクラウドサービス

新日鉄ソリューションズは2010年2月16日、クラウドサービス「absonne」の新プラン「スタンダードモデル」を発表した。ユーザーのニーズに応じて仕様をカスタマイズできる「エンタープライズモデル」に対し、サーバーやネットワーク、構築サービスをメニュー化して価格を抑えた。月額料金は8万円から。事業拡大に応じてエンタープライズモデルへの移行も可能。

日本語入力 [ソフトウェア]

利用者の文字変換情報を収集して全社で共有

ジャストシステムは2010年2月17日、日本語入力ソフト「ATOK CE for Windows」を発表した。ユーザーが入力/変換した語句情報を収集し、頻繁に変換する語句などを管理者が辞書に登録、社員へ配信することで辞書の精度を高められる。文字入力の際にエクセルファイルのデータを参照する機能も備え、関連するデータを容易に引き出せる。価格(税別)は1ライセンスあたり9000円。

PC管理サービス [システム]

分散したPCのセキュリティ対策をクラウド上で管理

NTTコミュニケーションズは2010年2月18日、SaaS型PC管理サービス「Bizセキュリティ PCマネジメント」を発表した。社内ネットワークに接続する管理対象外のPCを自動検出したり、パッチの適用が必要なPCを一覧で表示したりできる。海外拠点のPCに対し、リモート操作でウイルス対策ソフトの定義ファイルを更新することも可能。価格は1IDあたり525円から。初期料金は10万5000円から。

クラウドサービス [システム]

ICTインフラを簡単かつ低価格で利用可能に

富士通は2010年2月22日、サーバーやストレージ、ネットワークなどのリソースを従量課金で提供するIaaS「オンデマンド仮想システムサービス」を発表した。サーバーのスペックや台数をWeb上から選択できるため数分で利用開始できるという。VPN(閉域ネットワーク)や自動フェイルオーバー機能を備え、セキュリティにも配慮した。価格は1仮想サーバーが1時間あたり31円から。

障害対策 [ソフトウェア]

障害発生時の初動遅れをなくして被害拡大を阻止

野村総合研究所は2010年2月22日、運用管理ソフト「Senju Children 10」を発売した。サーバーの障害を検知し、その内容に応じて事前に設定しておいたログ採取やメール通知などの対策を自動で実行する。管理対象となるサーバーは10台までで、サーバーにエージェント(プログラム)をインストールせずに管理できる。価格(税別)は30万円。

障害/性能監視 [ソフトウェア]

物理/仮想環境の性能を監視して障害を予測、回避へ

日本CAは2010年2月22日、障害監視ソフト「CA Spectrum Infrastructure Manager r9.1J」と、性能監視ソフト「CA eHealth Performance Manager r6.1.1J」を発表した。前者は同社の性能監視ソフトや構成管理DBと連携して障害原因の特定と障害を予測する。後者はサーバーなどの性能の傾向から劣化を予測する。価格(税別)は対象が1000デバイスの場合でいずれも2870万円。

Web会議システム [システム]

ファイル共有機能強化で会議の進行をスムーズに

NTTアイティは2010年2月24日、Web会議システム「Meeting Plaza」の新版(V5.5)を発表した。会議を予約する際に事前に配布資料をアップロードしたり、複数ページある資料のうち必要なページを優先的にダウンロードしたりする機能を備え、円滑に会議を進められるようにした。ASP型の月額料金は2500円から、オンプレミス型の価格は最大16端末まで接続できる場合で140万円から。

バックアップ [システム]

複数システムのバックアップデータを一元管理

ノベルは2010年2月26日、バックアップ用アプライアンス「PlateSpin Forge」を発売した。仮想化技術を用いて、最大25台分の物理/仮想サーバーのデータをバックアップする。差分データを圧縮して転送するためネットワークの負荷を軽減するほか、データ復旧先がこれまでと異なるハードウェアでも、必要なドライバを自動収集して移行/復元できる。価格(税別)は542万9400円から。

ストレージ [ハードウェア]

独自技術により容量と処理速度を向上

日本IBMは2010年3月1日、NAS「IBM Scale Out Network Attached Storage」を発表した。スーパーコンピュータで採用する独自の分散ファイルシステムを用いることで処理能力を向上。1システムあたりのディスク容量を従来製品に比べて約12倍(14.4PB)に拡張した。並列処理できる台数もこれまでの2台から30台に増強し、アクセス速度を向上した。価格(税別)は7682万1000円。

クラウドサービス [システム]

利用形態に即した豊富なメニューを用意

フリービットは2010年3月3日、クラウドサービス「MeX VDC」を発表した。独自の仮想化技術を採用して仮想マシンの集約率を高めたほか、IPv6をサポートする。法人向けとクラウドを提供したい事業者向けがあり、法人向け「ENTERPRISE-FARM」はロードバランスや仮想マシンのコピー機能などを備える。月額料金は1プロセサあたり1万円。回線費やIPアドレス割り当て費などが別途必要。

ERP [ソフトウェア]

利用ユーザーに応じたポータル画面表示で業務効率化

パシフィックビジネスコンサルティングは2010年3月4日、ERPパッケージ「Microsoft Dynamics NAV 2009 SP1 ロールテイラード版 日本語バージョン」を発表した。マイクロソフト提供の英語版Dynamics NAVを日本語化し、日本の商習慣に合わせた機能を追加して提供する。ユーザーが所属する部署に応じてポータル画面を切り替える機能を備える。価格は基本パッケージが200万円など。

DWH [システム]

ハードウェアのスペック向上で処理速度アップ

日本テラデータは2010年3月5日、DWHアプライアンス「Teradata Active Enterprise Data Warehouse 5600」を発売した。従来機「5555」よりメモリー容量を1.5倍増やしたほか、データを処理するノード間の接続速度を約2.5倍高めるなどして性能を約65%向上したという。2機種あり、下位機種から上位機種へアップグレードも可能。価格(税別)は1億2460万円から。

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