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ウイングアーク、ホワイトボード感覚で利用できるBIダッシュボード「Dr.Sum EA MotionBoard」

2010年3月24日(水)IT Leaders編集部

ウイングアーク テクノロジーズは2010年3月24日、同社のデータ分析ツール「Dr.Sum EA」のユーザーインタフェース(UI)製品「Dr.Sum EA MotionBoard」を発表した。同月31日に出荷開始する。同社が従来提供していたUI製品との大きな違いは、エンドユーザーが画面上にコンテンツを自由に配置できる点にある。

 Dr.Sum EA MotionBoardは、エンドユーザーが複数の表やグラフなどを1つのスクリーン上に自由に配置して閲覧・分析できる製品。ダッシュボードにはマウスで手書きのメモを残せるなど「ホワイトボード感覚で容易に利用できる操作性を追及した」(同社マーケティング部&Dr.Sum戦略の小島薫氏)。

 同社のBI分析エンジン「Dr.Sum EA」と連携し、Dr.Sum EA内のデータを取り込んでグラフや表としてダッシュボードに配置できる。ローカルに保存したCSVファイルを取り込むことも可能だ。

 Adobe Flashを利用したリッチインタフェースを採用しており、クリックやドラッグ操作で画面の移動や拡大縮小が可能。グラフや表の分析機能を備え、OLAP分析やドリルダウン分析が可能。事前設定した値に基づいてグラフ上にアラートを表示する機能や、マウスで指定した範囲をPDF化する機能などを備える。

 画面描画にはAction Scriptで実装した独自ライブラリを採用。「一度に大量のコンテンツを表示しても高速に操作できるようにした」(開発を担当したフォー・クルーの田中 潤代表取締役社長CTO)。利用にはエンドユーザーの端末にFlash Player 10以上が必要。デスクトップ上で動作するAdobe AIR版の提供も検討している。

 プラグインによる機能拡張が可能。Google MapsなどのWebサービスとのデータ連携機能を実現するプラグインなどを市場投入予定だ。プラグイン開発用のAPIの公開も検討しており、ユーザーやパートナー企業に無料提供する。同社ではDr.Sum EA MotionBoardをBIのフロントエンドとしてだけでなく、「SaaSを含め他の業務システムの統合フロントエンドに育てたい」(ウイングアーク テクノロジーズの内野 弘幸代表取締役社長)考えだ。

 価格は1サーバー400万円。企業内でPC操作に慣れたパワーユーザーの利用を想定する。初年度はユーザー企業30社への導入を目指す。

 併せてDr.Sum EAの製品ラインナップを拡充した。中小企業や大企業の部門向けの「Dr.Sum EA One」は1テーブル1000万レコード程度、中堅企業向けの「同Premium Plus」は、1テーブル1億~5億レコードの分析に耐える。価格は、Dr.Sum EA Oneが1サーバー100万円、同Premium Plusが1サーバー600万円から。

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