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3TBのメモリーを搭載し、サーバーの高密度運用を可能にしたPCアーキテクチャ

2010年4月7日(水)

第五世代 Enterprise X-Architecture/日本IBM 日本IBMは2010年3月3日、メモリー搭載量を従来の6倍まで拡張できる新たなPCサーバーのアーキテクチャ「第五世代Enterprise X-Architecture(eX5)」を発表した。最大3TBのメモリーを搭載することで、サーバー1台当たりに収容できる仮想マシンの数を増やして集約密度を高められる。その結果、データベースソフトのようにプロセサ課金を採るソフトウェアのライセンス料を安価に抑えられるという。

小林泰子システム製品事業システムx事業部長は「プロセサの著しい性能向上に対し、搭載可能なメモリー容量は増えてこなかった。そのギャップが(仮想化によるサーバーリソースの)利用率向上を阻んできた」と、現在一般的なPCサーバーのアーキテクチャが抱える課題を指摘。さらに、アーキテクチャの制約があって「システム性能を高めるためにメモリーだけを増設することができなかった」と続ける。

こうした課題を解消するため、eX5ではメモリーだけを搭載する拡張用のきょう体「MAX5(メモリー拡張ユニット for eX5)」を用意した。MAX5は32個のメモリーソケットに512GBのメモリーを搭載し、サーバー本体と高速バスQPI(QuickPath Interconnect)で接続。サーバー本体のプロセサが同一基板上にあるメモリーと通信するのと同様、最大42.4GB/秒の速度でMAX5のメモリーにアクセスする。

eX5を採用するのは、4プロセサ構成のラック型サーバー「System X3850 X5」と、2プロセサ構成のラック型サーバー「System X3690 X5」、2プロセサ構成のブレードサーバー「BladeCenter HX5」の3機種。いずれもインテルが近くリリースする新プロセサ「Nehalem-EX」(開発コード名)を搭載する。最上位機のX3850 X5は64個のメモリーソケットを備え、MAX5を1台接続。この構成のX3850 X5を2台連結してメモリ ー容量を3TBまで拡張できる。 (栗原)

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