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日本HPがクラスタ型iSCSIストレージに新版、きょう体間のRAID5/6を可能に

2010年4月5日(月)

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2010年4月5日、ノードの追加によって性能と容量を拡張できるクラスタ型iSCSIストレージの新版「HP StorageWorks P4000 G2 SANソリューション」を出荷した。新版では、ハードウエア性能を高めるとともに、きょう体間でRAID5/6構成をとれるようにした。価格は、税込み189万円から。

 StorageWorks P4000 G2は、iSCSIストレージ。特徴は、ローカル・ディスクを搭載してiSCSIストレージ・ソフトウエアを稼働させたPCサーバー機をノードとして、クラスタリング構成をとれる点である。ノードの追加によって、クラスタ全体(ストレージ・プール)の処理性能とデータ容量を拡張できる。ボリュームは複数ノードにストライピングされる。さらに、ボリューム容量を仮想化するシン・プロビジョニング機能を備える。

 今回の新版では、個々のノード(きょう体)単位でRAID 5(1ノード障害まで)またはRAID 6(2ノード同時障害まで)の構成をとれるようにした。これにより、きょう体のリソースをあまり消費することなく、データを保護できるようになった。これに対して従来版では、きょう体の冗長化を図るためにはデータを複数ノードに2重化して書き込むよりほかはなかったため、データ量が2倍になっていた。また、新版では管理ソフトを強化し、初歩的な設定ミスなどを指摘する機能を追加した。

 なお、HP StorageWorks P4000の従来版の名称は「HP LeftHand P4000」(元々は2009年に米Hewlett-Packardが買収した米LeftHand Networksの製品ライン)。旧版のハードウエアはそのまま、ソフトウエアをStorageWorks P4000 G2相当へと無償でバージョン・アップできる。これにより、新版と旧版を混在させた環境で、きょう体間RAIDなどの新版の機能を利用できるようになる。

ノードは、全11モデルで構成

 ノードとして、全11モデルを用意した。ベースとなるPCサーバー機(2Uラックマウント)は、最新機種の「HP ProLiant G6」(Xeon 5520)。なお、従来版のベースはProLiant G5(Opteron 2300)であり、データ容量単価の新旧比較では最大で48%下げている。

 モデルごとの違いとして、性能よりも容量を重視したモデル、容量よりも性能を重視したモデル、2ノードで構成するスタータ・モデル、複数サイト向けに4ノード構成(1サイトあたり最小2ノード)としたモデル、VMwareとの連携機能を備えてVMwareのディスクとして利用しやすくしたモデル、などを用意した。

 全11モデルの名称と税込み価格の詳細は以下の通り。

「HP StorageWorks P4300 G2 16TB MDL SAS Starter SAN Solution」は、346万5000円。
「HP StorageWorks P4300 G2 8TB MDL SAS Storage System」は、210万円。
「HP StorageWorks P4300 G2 7.2TB SAS Starter SAN Solution」は、388万5000円。
「HP StorageWorks P4300 G2 3.6TB SAS Storage System」は、231万円。
「HP StorageWorks P4300 G2 2.4TB SAS Storage System」は、189万円。

「HP StorageWorks P4500 G2 10.8TB SAS Virtualization SAN Solution」は、598万5000円。
「HP StorageWorks P4500 G2 5.4TB SAS Storage System」は、323万4000円。
「HP StorageWorks P4500 G2 21.6TB SAS Multi-site SAN Solution」は、1155万円。
「HP StorageWorks P4500 G2 3.6TB SAS Storage System」は、294万円。
「HP StorageWorks P4500 G2 60TB MDL SAS Scalable Capacity SAN Solution」は、976万5000円。
「HP StorageWorks P4500 G2 12TB MDL SAS Storage System」は、300万3000円。

写真 HP StorageWorks P4000 G2の外観
 

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