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金融向け高速データ分析ソフト「Sybase RAP」に上位版、DWH側ライブラリで演算を高速化

2010年4月15日(木)IT Leaders編集部

サイベースは2010年4月15日、金融のアルゴリズム取引などに向く高速データ分析ソフトの新版「Sybase RAP - The Trading Edition R3」(Sybase RAP R3)を発表した。4月19日に出荷する。新たに機能上位の「Enterprise」版を追加した。価格は、Enterprise版でコアあたり1960万円(税別)など。

 Enterprise版では、データ格納/分析用のデータベース「RAPストア」側に数値計算ライブラリを持たせ、ユーザ定義関数として使えるようにした。これにより、複雑な計算処理をデータベース側で高速に実行できるようになった。クラスタリング可能なサーバー台数も無制限になった(下位版は2台まで)。さらに、データのアクセス頻度に応じて格納ストレージを変更するILM機能を追加した。

 RAPストアに搭載したライブラリの1つが、米Visual Numerics(日本法人は日本ビジュアルニューメリックス)が開発した数値計算ライブラリ「IMSL C Statライブラリ」と、数学計算用ライブラリ「C Math」である。これらにより、データを任意の時間枠に分割して分析する時系列分析の精度が向上した。

 価格は以下の通り。下位版「Standard」は、コアあたり1120万円(税別)。マルチコアの場合は、UNIX機(AIX、SPARC Solaris)がコアあたり840万円(税別)、x86機(Linux、Solaris)がコアあたり560万円(税別)。上位版「Enterprise」は、コアあたり1960万円(税別)。マルチコアの場合は、UNIX機(AIX、SPARC Solaris)がコアあたり1470万円(税別)、x86機(Linux、Solaris)がコアあたり980万円(税別)。

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