[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2010年5月号)

2010年5月7日(金)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

在庫管理 [その他]

青山商事が新物流拠点の在庫管理システム稼働

2010年2月に開設した「青山商事 千葉センター」のシステムが稼働開始した。衣料品のハンガーにRFIDを搭載することで、倉庫内の在庫管理を効率化。センターは各店舗とデータ連携し、それぞれの在庫情報を基に、各店舗に搬入する商品点数や時間帯などを自動調整する。富士通のPCサーバー「PRIMERGY」やストレージシステム「ETERNUS」などを利用して開発した。 (2010/3/15)

リスクベース認証 [金融業]

ゆうちょ銀行、ネットバンクの認証基盤強化へ

同行が運営する「ゆうちょダイレクト」への不正ログイン対策を強化する。アクセスログなどからユーザーの過去の行動パターンを認識。普段と異なる行動を検知すると不正と判断し、多段階認証などを実施して認証強度を上げる「リスクベース認証」を採用する。RSAセキュリティのリスクベース認証製品「RSA Adaptive Authentication」を導入。新システムは2010年8月に稼働開始する。 (2010/3/16)

顧客関係管理(CRM) [製造業]

中外製薬がコールセンターシステム刷新

従来のシステムはカスタマイズの繰り返しでバージョンアップが困難になっていた。併せて社内OS刷新プロジェクトが進行中で、新OS向けの改修費用が莫大になることから刷新を決断。セールスフォース・ドットコムの「Salesforce CRM」と、NTTコミュニケーションズのASP形式のCTI「Customer Connect」を採用して再構築した。構築はキャノンマーケティングジャパンが担当。 (2010/3/17)

人材管理 [製造業]

アステラス製薬、人事基盤刷新

2010年4月1日に本格稼働を開始した。同社が中期経営計画で進める、グローバルでの人事・組織整備の一環。新システムでは社内の職種や従業員情報を一元管理することで人材情報の検索を容易にし、組織改編の計画策定を迅速化する。システムはSAPジャパンの人材管理パッケージ「SAP Talent Visualization by Nakisa」を活用し、プライスウォーターハウスクーパースが構築した。 (2010/3/24)

統合業務(ERP)システム [製造業]

三菱重工業がタイ・中国工場にERP導入

2009年10月にタイ工場(09年夏設立)で、2010年1月に中国・大連工場(09年冬設立)で本格稼働している。日本インフォア・グローバル・ソリューションズのERPパッケージ「Infor ERP LX」を導入。業務標準化の推進と業務の早期立ち上げのため、ほぼカスタマイズなしで導入した。海外生産拠点のデータをリアルタイムに把握する体制を整えることで、意思決定の迅速化も狙う。 (2010/3/24)

帳票 [金融業]

大和証券、帳票管理システム構築

推進中のペーパーレス化への取り組みの一環。システムにはアドビ システムズのビジネスプロセス自動化製品群「Adobe LiveCycle Enterprise Suite2」を採用した。データ入力可能なPDFとして帳票を作成。従業員はそのPDFにデータを入力して上長に送信する。従来は紙の帳票を利用しており、Webシステムへの再入力や、配送/保管などに多くの手間がかかっていた。 (2010/3/25)

業種システム [金融業]

三井住友海上火災保険が自動車事故対応システム構築

構築した「サポート・プロセス・マネジメントシステム」は、全国約7000人の保険金支払い担当者が利用する。事故の調査や支払い金額の見積もりといった業務の流れを、担当者の画面上に表示して効率化する。同社の自動車保険金支払いシステム「WITH」とデータ連携させ、事故対応から保険金支払いまでを一元管理。顧客対応の進捗状況を見える化する。システムはNECが構築。 (2010/3/26)

システム開発 [製造業]

JFEスチール、システム開発体制一本化

JFEスチールと日本IBMが合弁で設立したエクサが担っていたシステム開発事業を分割。JFEスチールのIT子会社であるJFEシステムズに事業譲渡する。システムの運用管理は、従来通り日本IBMとエクサが担う。旧川崎製鉄と旧日本鋼管(NKK)の鉄鋼事業統合で誕生した同社は、川崎製鉄系のJFEシステムズとNKK系のエクサという2つのITグループ会社を抱えており、事業が一部重複していた。 (2010/3/29)

SaaS/EDC(Electronic Data Capture) [製造業]

協和発酵キリンが新薬開発支援にSaaS活用

医療機関などで発生する治験データを電子化し、インターネット経由で収集・管理するEDCシステムにSaaSを活用した。2010年4月に利用開始。NTTデータがSaaS形式で提供する「DATATRAK eClinical」(開発:米DATATRAK International)を採用。グローバルでの治験への活用も検討中だという。同社は社内システムの総SaaS化を推進している(詳細は2010年4月号特集に掲載)。 (2010/3/30)

データウエアハウス(DWH) [その他]

カルチュア・コンビニエンス・クラブが情報系刷新

同社が運営するポイントサービス「Tポイント」の情報分析基盤を刷新した。Tポイントは、同社が運営するレンタルビデオ大手のTSUTAYAや提携先企業66社3万店以上が利用し、総会員数は3444万人に達する。既存のDWHシステムでは今後の会員数増加に耐えられないと判断。大規模データ分析に向く日本オラクルのDWHアプライアンス「Oracle Exadata Version 2」に刷新した。 (2010/4/6)

アウトソーシング [その他]

全日本空輸がWebサイト運用をアウトソース

ANAグループ約70社のコーポレートサイト基盤の運用管理をサヴィス・コミュニケーションズに委託した。同社グループでは、各企業ごとにコーポレートサイトの構築を進めた結果、中小規模のWebサイトが乱立。開発や保守にかかるコストが膨大になっていた。同社はアウトソースで余力の出てきたWebシステム管理スタッフを、航空券予約サイト「ANA SKY WEB」などのコア事業に注力させる考え。 (2010/4/6)

エンタープライズサーチ [その他]

アイスタイルがWebサイト検索システム刷新

同社が運営する化粧品口コミサイト「@cosme」の2010年1月のリニューアルに伴い刷新した。サイト訪問者の回遊率向上が目的。検索窓に自分の年齢や肌質などのキーワードを入力すると、750万件以上ある口コミの本文やタグから候補となる情報を検索して表示する。システムにはアクセラテクノロジのエンタープライズサーチ製品「Accela BizSearch R4」を採用した。 (2010/4/8)

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