[新製品・サービス]

日本HP、シンクライアント「HP t5325 Thin Client」を販売、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2010年5月号)

2010年5月7日(金)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。

メール誤送信防止 [ソフトウェア]

メールの利用状況可視化で有効な誤送信対策を

NTTソフトウェアは2010年3月17日、メール誤送信ソフトの新版「CipherCraft/Mail Ver.5.2」を発表した。運用管理者向けの機能を追加し、部署ごとなどにメールの送信状況をきめ細かく分析できるようにした。頻繁にファイルを添付したり、メール送信のキャンセルが多い部署を抽出し、ポリシーに沿った運用を支援する。価格は59万円(100ユーザー利用時)。

エンタープライズサーチ [ソフトウェア]

大容量ファイルサーバーの検索効率を向上

住友電工情報システムは2010年3月18日、エンタープライズサーチソフトの新版「QuickSolution Ver.7.2」を発売した。新版はインデックスを管理する仕組みを改善。検索対象となるデータ容量を1TBから3TBに拡張したほか、頻繁に更新するファイルをリアルタイムで検索できる。一定期間アクセスのないファイルを検索対象から除外する機能も備える。価格は80万円から。

アプリケーション仮想化 [ソフトウェア]

最新OSへのアプリケーション移行時間を40%短縮

ヴイエムウェアは2010年3月18日、アプリケーション仮想化ソフト「VMware ThinApp 4.5」を発表した。Windowsの旧バージョンでしか稼働しないアプリケーションを仮想化することで、Windows 7などで稼働できるようにする。最新OS環境への移行作業を簡略化するほか、既存資産の投資を無駄にせずに済む。価格はThinAppを含む製品群「VMware ThinApp Suite」が62万5000円。

ログ管理 [ソフトウェア]

ログを収集/分析してセキュリティ対策向上を促進

ラクネシーは2010年3月24日、ログ管理ソフト「MylogStar 2.5」を発表した。新版はVMwareやHyper-Vといった仮想環境や、Windows 7とWindows Server 2008 R2の最新OSをサポート。これらの環境下でログを取得し不正行為を防止する。ログをCSV形式で出力し、BIツールで詳細に分析することもできる。価格は1000台のクライアントに導入する場合で789万6000円。

シンクライアント [ハードウェア]

導入時の設定を簡素化した軽量シンクライアント

日本HPは2010年3月25日、シンクライアント「HP t5325 Thin Client」を発売した。12×16×3.15センチの小型筐体ながら、メモリー搭載容量は512MB、動作クロックが1.2GHzのプロセサ「Marvell ARM」を搭載する。「VMware View」や「Citrix XenDesktop」用ウィザードを備え、仮想デスクトップ環境を容易に構築できる。価格(税込)は2万4150円。

ソフト資産管理 [システム]

クラウド活用でソフトライセンス管理要員を不要に

ソフトバンクBBは2010年3月25日、クラウド型のソフトライセンス管理サービス「License Matching Report」を発売した。PCにインストールするソフトの利用状況を収集し、顧客が事前に提出したライセンスの購入情報とつけ合わせてレポートを作成する。使っていない余剰ソフトを容易に把握できる。月額料金(税別)は対象PCが100〜499台の場合でPC1台あたり1200円から。

ビジネスプロセスマネジメント(BPM) [ソフトウェア]

操作性を改善してモデリング作成時間を削減

パワード プロセス コンサルティングは2010年3月25日、BPMソフトの新版「jCOM1 S-BPM Suite 3.4.0」を発表した。業務プロセスをモデル化する「jPASS!」や、業務プロセスをテストする「jLIVE!」などで構成する。新版はユーザーインタフェースを改善し、1プロセスあたりのモデリング作成時間を約35%短縮できるという。価格は、モデラーが1人、エンドユーザーが20人の場合で約1000万円。

データ分析 [ソフトウェア]

刻々と変化するリアルタイムの情報を高速に分析

日本IBMは2010年3月26日、リアルタイムでデータを分析するソフト「IBM InfoSphere Streams V1.2.0」を発売した。株価や売り上げといった時間とともに変化する情報を瞬時に分析し、最新状況に基づいた適切な意思決定を支援する。データを同時処理することで、1秒間に160万件の情報を処理した例があるという。価格(税別)は900万6000円から。

グループウェア [システム]

情報系システムをSaaS化して運用コスト削減

日立製作所は2010年3月29日、SaaS型グループウェア「情報共有基盤サービス-コラボレーション機能-」を発表した。同社のグループウェアソフト「Groupmax Collaboration」を、クラウドサービス「Harmonious Cloud」から提供する。メールやスケジュール管理、電子会議室などを利用できるほか、メールをアーカイブするサービスなども別途用意する。月額料金(税込)は788円から。

調達/購買システム [システム]

SaaS活用で調達業務を効率化

JFEシステムズは2010年3月30日、調達/購買システム「J-Commerce@SaaS」を発表した。EDI(電子データ交換)をSaaSで提供する。システムの導入が進まない中小企業の取引先でもWebブラウザ経由で見積もりや納期回答が可能。これまで電話やメールだった確認作業を効率化する。月額料金は28万円から、初期費用は200万円から(ともに税別)。

口コミ分析サービス [システム]

Twitter上の口コミを分析して商品販促に活用

NECビッグローブは2010年4月5日、Twitterに書き込まれた情報を分析するサービス「ツイッターデータ分析サービス」を発売した。商品名や企業名などのテーマを対象に、Twitter上の書き込みがポジティブかネガティブかを判別する。商品(企業)の評価を把握することで販促に役立てられる。投稿数や書き込み内容の全文を日次で提供する「モニタリングサービス」の月額料金は10万円。

障害対策 [ソフトウェア]

障害発生時の作業効率化で早期復旧を支援

日立ソフトウェアエンジニアリングは2010年4月6日、障害対策ソフト「RevenueMax Ecsia V1.4」を発売した。システムに障害が発生した際の対応状況を管理する。新版は復旧作業にあたる担当者に現在の進捗状況をメールで通知できるようにした。正確に状況を把握することで適切な復旧作業を促す。サーバーからログを収集する操作を簡素化し、運用負荷も軽減する。価格(税込)は714万円から。

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