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トッパン・フォームズ、RFIDタグによる物流の一元管理ソフト「LogiViewer」を販売

2010年5月12日(水)IT Leaders編集部

トッパン・フォームズは2010年5月11日、通信距離が長いUHF帯のRFIDタグを使用し、折りたたみコンテナやパレットなどの輸送資機材の所在や状況、製品の入出庫状況などを管理できるソフトウェアパッケージ「LogiViewer」(ロジビューア)の販売を開始すると発表した。大規模な物流現場だけでなく、従来は難しかった小~中規模の物流現場へのRFIDタグを使用した物流システムの導入も可能な設計とのこと。

 情報管理ソリューションを手がけるトッパン・フォームズは、通信距離が長いUHF帯のRFIDタグを使用し、折りたたみコンテナやパレットなどの輸送資機材の所在や状況、製品の入出庫状況などを管理できるソフトウェアパッケージ「LogiViewer」(ロジビューア)の販売を開始する。

 同社によれば、環境意識の高まりから、物流・流通業界では再利用できる輸送資機材の利用が増えてきており、所在・在庫・使用回数などを的確に把握し、ロスを低減して効率よく循環させる仕組みづくりが必要となっている。また、物流システムの高度化が進み、在庫や入出庫など製品全体の状況を的確に捉え、戦略的で無駄のない運用が求められている。

 離れたところから同時に複数の読み書きができるRFIDタグによる管理システムは、これらの輸送資機材や製品の管理に適しているが、従来は大規模な物流現場への一括導入が前提となり、小規模なシステムの構築や部分的な導入は困難だったことから、同社では、小規模な物流現場でも手軽にRFIDを利用した物流システムの導入ができるソフトウェアパッケージを開発し、販売を開始した。同パッケージの主な特徴は以下のとおり。

①RFIDシステムを手軽に導入
 同ソフトウェアパッケージをサーバーにインストールし、対応するリーダーライターを接続するだけで、RFIDタグを利用した管理システムの運用を開始できる。管理画面上に立体的に表示されるタグの読み取り状況を参考にしてリーダーライターの調整を行える「サイトビュー」機能なども含まれており、導入時の負荷を軽減可能。

②統計データの二次利用が可能
 貸し出し先ごとに輸送資機材の平均返却日数などを算出する統計機能では、グラフや表データをExcel形式で書き出せる。また、管理画面に表示されるすべての情報をCSVファイルに書き出すことで、報告書類の作成などデータの二次利用も可能。

③各種リーダーライターと連携可能
 ゲート型リーダーライターやハンディターミナルなど、各種のリーダーライターの利用が可能。また、リーダーライターの制御をミドルウェア化しているため、標準では対応していないリーダーライターにも、より少ない工数で接続し連携できる。

 LogiViewerには、「輸送資機材管理パッケージ」と「製品入出庫管理パッケージ」の2種類のパッケージがあり、販売価格は1パッケージあたり150万円。別途、カスタマイズやハードウェアの費用も必要になる。

トッパン・フォームズ
http://www.toppan-f.co.jp/

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