[ユーザー会通信]

実務に根ざした活発な研究会、製造業中心の会員が集い国産パッケージに現場の声で磨きをかける─MCFrameユーザ会(MCUG)

ユーザー会通信 第17回 東洋ビジネスエンジニアリング

2010年5月24日(月)IT Leaders編集部

日本の製造業向けに特化した、生産管理を中心とする業務パッケージの「MCFrame」。これを手がける東洋ビジネスエンジニアリングは、東洋エンジニアリングの1部門としてスタートを切った。分離独立前に、日本初のSAPパートナーとしてERPビジネスを始めたのは1991年のこと。SAP支援やシステム開発を手がけるなかで培ったノウハウが、MCFrameに注ぎ込まれている。独自の構造を備え、パッケージながらもカスタマイズの柔軟性の高さを特徴とする。リリースから14年経った今、約230社で導入されている。

 「MCFrameユーザ会」(以下、MCUG)の設立は2005年。情報交換や研究、会員相互の親睦を図ることを目的に設立された。設立当初はユーザー企業28社の参加だったが、5年後の現在、製造業や製薬業を中心に53社が名を連ねる。導入企業のおよそ4分の1が参加していることになり、有料のユーザー会ということを考えれば参加率は高い。

 活動の中心は研究会だ。「マネージメント研究会」、「活用研究会」、「Pharma研究会」がそれぞれ年に4〜6回の活動を展開している。

 マネージメント研究会は、各種マネージメント課題の討議や導入効果を出すための手段・事例の紹介などを行う。「BCP対策」、「コスト低減活動施策」など、MCFrameの使い方にとらわれず、幅広いテーマで、主に管理職を対象に開催している。

 活用研究会は、システムを日常利用しているユーザーや運用者の情報交換、システム稼働後の運用、業務改善の討議の場。「運用チェックリスト活用講座」「海外拠点での運用について」といった、より実務的なテーマで議論が展開される。最近は仮想化に関するテーマも人気が高いという。この研究会は特に議論が活発で、たとえば2009年11月の回では議論が盛り上がり過ぎて止まらず、出席会員の声を受けて、翌12月に急きょ、臨時の研究会が開催されたほどだ。

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