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SPARC/Solaris環境をx86上で稼働させるツールが近く登場

2010年6月11日(金)

CHARON/スイスStromasys 米オラクルが買収したことで、騒がれているSPARC/Solaris環境の行方。オラクルは「SPARCへの投資を継続する」と表明しているが、ユーザーから見れば別の選択肢が欲しいのも事実だろう。

そんな中で、“救世主”というと大げさだが、実用的な解決策が近く登場する。スイスに本拠を置くStromasysが開発する「CHARON」がそれだ。SPARC搭載サーバーの機能をソフトウェアでエミュレートし、x86サーバー上でSPARC版Solarisとアプリケーションを稼働させる。「SPARC/Solarisレガシー」を、そのままx86上にマイグレーションできるわけである。

エミュレーションとなると性能が気になるが、「最近のx86プロセサは十分高速なのと、CHARONの実行プログラムは300KB程度でコンパクト。少し前のSPARCサーバーのアプリなら、現在のノートPCでも軽快に動作させられる」(同社CTO兼会長のロバート・ボアーズ博士)。当然だが、プロセサだけではなく、I/Oなど周辺機器もエミュレートする。

Stromasysはこれまで、旧DEC(現米ヒューレット・パッカード)のミニコン「VAX」や後継の「Alpha AXP」用のソフトを、x86機で動かすエミュレータを開発してきた。国内では帝人デュポンフィルムなどが採用している(詳細は弊誌2010年3月号)。ボアーズ博士が旧DEC出身だったためだが、「VAXやAlpha版のCHARONを知るユーザーから、SPARC版はないのかという問い合わせが増えてきた」という。

なおCHARONはWindows上で稼働する。すでに製品は完成しており、5月末には価格や出荷時期を決定する見通し。国内代理店であるエフ&アイキューブ(東京都台東区)によると、「50万円から100万円程度を想定している」(同社の古谷幹則代表取締役)。国内のデータセンター事業者と提携し、仮想アプライアンスとしての提供も検討中だ。 (鳥越)

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