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アイキュエス、ファイル暗号化/アクセス権限管理ソフト「FinalCode」を発表

2010年6月19日(土)IT Leaders編集部

デジタルアーツのグループ会社でセキュリティ関連製品ベンダーのアイキュエスは2010年6月18日、企業や官公庁向けに、外部に送信した重要ファイルの共有、管理、廃棄までを制御できるソフトウェア製品「FinalCode」を開発し、6月21日より発売すると発表した。

FinalCodeは、RSA/AES準拠の暗号化技術を利用して、外部へ送信されたデータファイルへのアクセスを制御し、情報漏洩を防ぐことのできる製品で、以下のような特徴を持つ。

  • 暗号化パスワード管理が不要
  • 送信後でもファイルの追跡・破棄が可能
  • サーバーレスで導入できる

同製品の価格は、10シリアルIDまでの月額基本料金が10万円(税別)、以降1シリアルIDごとに1万円が課金される。ファイル送信側のみに課金されるため、受信側にも課金される従来型の製品と比較して、コストを抑えられるとのこと。

同製品の機能の概要は以下のとおり。

パスワード不要で、パスワードを利用するわずらわしさがない
利用者は、クライアントソフトのFinalCodeをインストールするだけで、機密情報を含むファイルをパスワードレスで管理できる。ユーザー認証が自動的に行われるため、パスワード発行や入力、管理などのわずらわしさがなく、パスワード流出の懸念も不要。類似製品の多くは、利用時に都度IDとパスワードの入力を行うことでユーザー認証を行うため、頻度の少ない文書のやりとりにおいてもID・パスワードを忘失するケースが多いが、FinalCodeは文書ごとにパスワードを設定し、そのやりとりをクライアントソフトが自動認証するため、受信者はファイルをダブルクリックするだけでファイル閲覧が可能となる。

サーバーレスでサーバー構築の必要がない
新たにサーバーを構築したり社内全体のシステム構成を変更したりすることなく、手軽に導入でき、初期投資もかからない。

ファイル送付後も、当該ファイルの管理(追跡・削除)が可能
暗号化したファイルを外部に送信した後も、当該ファイルの操作情報について、収集や管理、変更が可能。閲覧許可者の追加/削除の実行、ファイル閲覧期限の変更や、ファイルそのものの削除も可能で、状況に応じて、コピー・印刷・スクリーンショットの許可/禁止、転送許可/禁止など、受信者の操作制限ができる。アクセスの監視・追跡・管理は半永久的に可能であり、当該ファイルが不要になった際には、ファイル管理側の手元で廃棄できる。

アイキュエスでは、近畿大学医学部付属病院や北里大学北里研究所病院をはじめとした医療・医薬品業界に対し同製品のベータ版を配布済み。 同社は、これらの実績をベースとして同製品の販売を開始し、2011年3月までに50社への導入を目指す。

「FinalCode」
http://www.finalcode.jp/

アイキュエス
http://www.iqs-j.com/

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デジタルアーツ / 暗号化 / アクセス制御 / 情報漏洩対策

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