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Atomサーバー512台を10Uに実装、ネットワンが省電力・省スペース機を出荷

2010年6月21日(月)

 ネットワンシステムズは2010年6月21日、低消費電力と省スペース性を高めたPCサーバー機「SM10000」を発表した。CPUにAtomを採用したほか、独自ASICによりサーバー機構の簡素化を図った。2010年7月30日に出荷する。価格は最小構成で2335万円(税込)から。開発会社は、米SeaMicro。

 SM10000は、独立して動作する複数のPCサーバー機を、10Uラックマウント型の専用キャビネットに高密度実装したサーバー機。ネットワークから見た構成要素は、最大512台のPCサーバー機(TCP/IPホスト)、負荷分散装置(レイヤー4スイッチ)、最大64ポートのGbEスイッチ、である。多数のWebサーバー機やアプリケーション・サーバー機をスケール・アウトする用途に適する。

 省電力化の仕組みは、大きく2つある。1つは、CPUに携帯端末用途のIntel Atom Z530を採用して、処理性能あたりの消費電力を低くしたこと。1.6GHzの動作周波数に対して、TDP(熱設計電力)は、CPUとチップセットを合わせて4.3W。標準的なサーバー向けCPU(Xeon/Opteron)と比べると、電力あたりの処理性能は3.2倍以上になる。

 もう1つの特徴は、独自のASIC(特定用途向けIC)を搭載したCPU/メモリー・ボードを専用ファブリックで接続した独自のハードウエア機構。汎用部品だけで構築した場合と比べて、マザー・ボードの部品を90%削減した。また、これらPCサーバー群にリクエストを割り振る負荷分散装置機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)で実装した。

 CPU/メモリー・ボード1枚に、8台のPCサーバー機(8組のCPU/チップセット/メモリー/ASICによるI/O機能)を搭載する。メモリー容量はCPUあたり2Gバイトまたは1Gバイト。このCPU/メモリー・ボードを、10Uのきょう体に最大64枚搭載する(8×64で512台になる)。ストレージは、2.5インチ・ドライブを8台搭載するカードを、きょう体に最大8枚搭載する(8×8で64台になる)。

 きょう体は、前面吸気、背面排気。電源は100~240V AC。サーバー/ネットワークの運用管理機能を備えており、標準的なCLIやSNMP、Telnet/SSHなどで管理できる。

SM10000の外観(10Uラックマウントに512台のPCサーバーを実装)
写真1 SM10000の外観(10Uラックマウントに512台のPCサーバーを実装)
SM10000のCPU/メモリー・ボード(8台のPCサーバーを1枚に収容。I/O機能をASICで実装する)
写真2 SM10000のCPU/メモリー・ボード(8台のPCサーバーを1枚に収容。I/O機能をASICで実装する)

 

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