[技術解説]

活用のポイントを整理する Part04

2010年7月20日(火)

IaaSの特徴を生かし切る ライフサイクルの可視化やガバナンス クラウドコンピューティングのサービス内容と種類が共に充実し、いよいよ本格的に活用する企業も増えてきた。中でも、ソフトウェア構成の自由度が高く応用範囲が広いIaaSは、プライベートクラウドを指向する企業にとって有力な選択肢になりつつある。そこで本パートでは、IaaSの特徴を生かし切るための視点を整理する。

IaaSの本格活用に向けて持つべき視点は多々あるが、以下では最低限押さえておきたい3つに絞り込んで紹介する。1つは、遊休リソースを可能な限り減らす「サービスライフサイクル」。第2に企業情報システムに不可欠な「セキュリティとガバナンス」。そして最後は、IaaSによって享受が見込める「ビジネススピード」である。(図4-1)

図4-1 IaaSの本格活用に向けて押さえておきたい3つの視点
図4-1 IaaSの本格活用に向けて押さえておきたい3つの視点

IaaS活用の視点(1)
サービスライフサイクルリソース需要を正確に読む

IaaSを活用する動機としてITコストの抑制を筆頭に挙げる声は少なくない。ただ、IaaSはITコスト抑制の万能薬ではないので、まずは「どのような利用を想定するのか」を明確にしたうえでコストをシミュレーションすることが重要である。

レンタカーと自家用車を比較し、どのようなケースならレンタカーのコスト効果が大きいかを考えると分かりやすいだろう。事業者が所有/管理するサーバーなどの資産を複数のユーザーに貸し出すパブリッククラウドのIaaSは、いわばレンタカー。これに対して、自社で調達して所有/管理する資源は、家族間で共有する自家用車のようなものだ。

この例において、例えば四半期ごとに短期間だけ利用するならレンタカーのコストメリットは大きい。だが、毎日長時間使い続けるなら自家用車を選ぶほうが得策というケースもある。

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