[イベントレポート]

【IBM Impact 2010】“ビジネスアジリティ”を高める、SOA/BPM基盤の最新像

2010年6月30日(水)河原 潤(IT Leaders編集委員/データセンター完全ガイド編集長)

ビジネス環境変化の激しい時代に、経営からのさまざまな要請に対して俊敏にこたえる─。企業のIT基盤における“ビジネスアジリティ(俊敏性)”の向上は、今日のCIOにとって最重要課題の1つとなっている。5月3日〜7日に米ラスベガスで開催された米IBMの年次カンファレンス「Impact 2010」では、このビジネスアジリティをいかにして実現していくのかをテーマに、SOA(サービス指向アーキテクチャ)やビジネスプロセス統合/最適化の具体的なアプローチを、IBMの幹部と先進ユーザー企業各社が語った。 2010年5月3日〜7日/米ラスベガス

基調講演
「SOA/BPMが、現実世界のあらゆる活動をより賢いものにする」――SVPミルズ氏

スティーブ・ミルズ氏 写真1 IBMソフトウェアのトップ、スティーブ・ミルズ氏は、「SOA/BPMが現実世界のあらゆるプロセスを可視化し、統合し、管理可能にする」と説いた

 今年で4回めの開催となったImpact 2010。会場のベネチアン・ホテルには、IBMのSOA/BPMミドルウェア製品群「WebSphere」のユーザーとパートナー企業を中心に、約50カ国から6000人を超える参加者が集まった。

 開幕基調講演のステージに立ったのは、同社ソフトウェア・グループ上級副社長兼グループエクゼクティブのスティーブ・ミルズ氏だ。2000年よりIBMソフトウェア事業の総責任者を務めるミルズ氏は講演の冒頭、SOA/BPM分野におけるIBMの過去10年間の取り組みを振り返った。

 「コンピューティング・モデルは集中型から分散型、そしてWebへと主流が遷移していき、2000年代に入ると、ビジネスプロセスを中心に据えるプロセス・ベースド・コンピューティングが台頭した。我々は早期からこのモデルに着目し、各種XML Webサービス標準への対応をはじめとする必要なスタックをそろえていくことで、SOA基盤リファレンス・アーキテクチャを作り上げていった」(ミルズ氏)。

 ミルズ氏は、これまでの10年間を「ビジネスプロセス統合の10年」と表し、今後の10年間は「真の意味でのトータルな最適化に向かう」とした。それは企業が個々に取り組む効率性向上に向けた活動が、業界、社会、国・地域、そして地球規模へと外側に向けて波及するベクトルであり、IBMが2008年秋より掲げるスローガン「Smarter Planet」に基づくものであるという。

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