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日立システムと日立ソフト、ビジネスブレイン太田昭和が連携しIFRS対応サービス提供

2010年7月6日(火)IT Leaders編集部

日立システムアンドサービス(日立システム)と日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2010年7月5日、ビジネスブレイン太田昭和(BBS)と連携し、企業のIFRS対応を支援するIFRS対応サービスの提供を7月6日から開始すると発表した。

発表によれば、世界では会計基準としてIFRS(国際財務報告基準)を採用するという流れが広まり、これまでにEUをはじめ110カ国以上がIFRSの適用を強制もしくは容認している。日本でも、IFRSの強制適用是非を2012年に判断し、2015年または2016年から強制適用を開始するという金融庁からの方針が2009年6月に出されて以来、先行企業によるIFRSの任意適用も始まっている。

IFRSは原則のみ定められた基準であり、企業の実態を基準の趣旨に照らして適切に判断し財務諸表を作成することが重要であるとされているため、各企業はそのための体制を整備し、自社の会計処理の考え方を自ら決定、説明しなければならない。各種課題の中でもシステムに関わる課題は大きく、IFRSをよく理解した人員がいないためIFRSの要件をIT部門へ適切に伝達できない、要求を仕様に落とせないといった点が懸念として挙げられている。

今回3社が連携し、提供を開始するIFRS対応サービスは、BBSの公認会計士のノウハウを活かしたコンサルティングサービスと、日立システム、日立ソフトの業務システム構築ノウハウに基づくITソリューションを組み合わせ、会計とITの両面からワンストップで企業のIFRS対応を支援するというもので、以下のような特徴がある。

  1. 専門ノウハウの提供:監査経験を持つ公認会計士と経験豊富なコンサルタントがサービスを提供する。
  2. アドバイス業務(助言のみ)に留まらないサポート:監査法人のアドバイザリーサービスでは難しいとされるサービスも提供可能。
  3. 監査法人との調整をサポート:原則主義であるIFRSを導入する際は、会社独自の会計基準を策定し、監査法人の合意を取り付ける必要がある。監査法人の要請に十分応えるため、顧客の立場に基づく現状調査、論点整理、根拠資料の作成等の作業を支援する。
  4. プロジェクト管理スキーム:大規模システム構築で培った経験・ノウハウを活用し、全社を横断するプロジェクトマネジメントを支援。
  5. 顧客の目的に合ったシステム構築を一貫サポート:技術力・構築力をベースに、コンサルティング、システムエンジニアリングサービスから稼働まで一貫した支援を提供する。

3社は、日立製作所をはじめとする日立グループ6社で3月1日に発足した「日立IFRSソリューションコンソーシアム」のメンバーとして、中堅企業へのIFRSへの対応を迅速にサポートしていく。

なお、日立ソフトと日立システムは2010年10月1日付けで合併し、「株式会社日立ソリューションズ」となる。

IFRS対応サービス(日立ソフト)
http://hitachisoft.jp/products/ifrs/

日立システムアンドサービス
http://www.hitachi-system.co.jp/

日立ソフトウェアエンジニアリング
http://hitachisoft.jp/index.html

ビジネスブレイン太田昭和
http://www.bbs.co.jp/
 

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日立ソリューションズ / IFRS / 財務会計

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